突撃訪問★橿原学院高校オープンスクール!

こんにちは、理塾です。

少しずつ涼しくなってきましたね。まさに勉強の秋がやってきたという印象です。

理塾がある大和八木周辺も、登下校の学生さんで活気にあふれています。

この季節にどこの学校でも行われているイベントがあります。
それは・・・・・・・・・オープンキャンパス!!

オープンキャンパスとは、受験生に向けて、学校が内部を公開し、
特色や部活、授業などを実際生徒になった気分で体験できるというものです。

先日、理塾は橿原学院高等学校さんのオープンキャンパスに参加してきました。


橿原学院高校さんは普通科の標準、特進と、美術科のある学校です。模試の会場としても有名ですね。
特進コースの授業時間の長さは県下でもトップクラスを誇っており、
希望者は1年生のうちから受験対策講座を受けられるなど、非常に勉学に力をいれてらっしゃいます。
また、生徒さん一人ひとりに「もう一人の担任」となるチューターを定め、
生徒さんがいつでも気軽に悩みを相談できる環境を作っておられます。
なんでも、勉学だけでなく進路やその先の将来の相談、友人関係や恋愛のことまで相談がくるのだとか・・・
生徒さんも先生方を信頼しているからこそ、成り立つ制度ですよね。

 

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(学校の教室の様子)

 

もちろん勉学だけでなく、部活動にも熱心です。
陸上部や弓道部、野球部は近畿・全国大会で活躍しているところをよく見かけますし
文化部では全国的に珍しいインターアクト部(ボランティア部)があったりして、
勉強も部活動も頑張りたい!という中学生にはぴったりです。

 

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(部員数も多い野球部の練習の様子)

 

オープンキャンパス中は実際に橿原学院高校の生徒さんが前に出てコース説明をしたり、部活の紹介をしたりしていました。
1年生から3年生まで関係なく、はきはきお話されていましたよ!大人もたくさんいる前で、すごい!
他にも模擬授業などを体験することができ、橿学さんの魅力が十二分にわかるオープンキャンパスでした。

 

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(説明するのは生徒さんなので、生徒目線の話でわかりやすかったです)

 

理塾では、残念ながら予定があって参加できなかった生徒のためにも
オープンキャンパスで撮らせていただいた写真をボードにまとめて掲示しています。
橿原学院高校さんの快活な生徒さんの写真で、教室が一段と華やかになりました!
生徒もよく見てくれていて、特に八木周辺の中学校は部活動が熱心なので、自分のしたい部活動の様子が気になるのか、
受験生でなくても「この学校は何部があるの?」ということを生徒から聞かれたりします。
教室もだんだんと賑わってきて、うれしい限りです。

 

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(こんな感じでまとめてみました!教室の面談席に貼ってあります!)

 

オープンキャンパスは実際自分が通うかもしれない学校の雰囲気を肌で感じることのできる数少ない機会。
志望校だけでなく、たくさんの学校を見て回ってみると、なにか新たな発見があるかもしれませんね。
橿原学院高校さんでは今後も体験入学などを予定されているようなので、
気になった受験生の皆さんは一度参加されてみてはどうでしょうか。

高校進学と大学進学のあいだ

こんにちは、理塾です。

今日は、大学進学の話をしたいと思います。

 

突然ですが、「目指している大学」はありますか?

その目標を叶えるためには、「どういう高校に進学すればいいか把握」していますか?

大学進学をするうえで、どの高校に進学するかは、非常に関連性も高く、とっても大事な話です。

高校に進学してから、「そうとは知らなかった!」ということを防ぐために、早め早めに大学進学の実情を把握しておきましょう。

 


 

 

大学受験を取り巻く現実は、かなり厳しいです。

しかし、なぜか「楽観的」に考えている保護者の方や生徒さんが非常に多い。

ここに大きな落とし穴がある、と思っています。ですので、今回は警鐘を鳴らす意味でも厳しい現実の話をする次第です。

 

とりあえず、どの大学に合格するためには、どんな高校に進学すべきかについて、おおよそのクラス内順位を添えて書きました。

大学の偏差値が全てではありませんが、やはりわかりやすい目安が「偏差値」というのも事実ですので、まずは読んでみて、大学進学の現状を把握してみてください。

 

<著名国公立大(神戸大以上)>

奈良高校はクラス10位、畝傍高校はクラス5位、郡山高校はクラス3位、であれば合格しています。

平城高校はクラス1位、高田高校は学年1位、であれば合格していますが、さすがにこの順位は狙って取れるものではありませんし、現実的とは言いにくそうです。

それ以外の高校は、合格者はほぼいません。

よって、「著名国公立大を目指すなら、奈良高校か畝傍高校か郡山高校でクラスでも上位層をキープする必要がある」ということがわかります。

 

<一般国公立大(大阪市立大など)>

奈良高校や畝傍高校は、クラスで20位(真ん中)くらいであれば合格しています。

郡山高校はクラス10位、平城高校はクラス3位、高田高校はクラス3位、であれば合格しています。

橿原高校はクラス1位、であれば合格できますが、クラス1位必須というのは自分に当てはめるには現実的ではないと思われます。

よって、「一般国公立大を目指すなら、奈良高校か畝傍高校でクラスの真ん中、郡山高校か平城高校か高田高校で上位層をキープする必要がある」ということがわかります。もちろん、「一般国公立大」というのは非常に大きな分類なので、その中でも難易度の多少は当然あります。

 

<関関同立>

奈良高校や畝傍高校は、基本的に全員合格しています(むしろ最低限ここに合格できねば浪人、という感覚のようです)。

郡山高校はクラス20位、平城高校や高田高校はクラス10位、橿原高校はクラス5位、であれば合格しています。

桜井高校はクラス1位、西ノ京高校はクラス1位、香芝高校はクラス1位、であれば合格ですが、クラス1位は狙って取れるものではないので現実的ではありません。

よって、「関関同立を目指すなら、奈良高校や畝傍高校は全員、郡山高校はクラスの真ん中、高田高校や平城高校や橿原高校で上位層をキープする必要がある」ということがわかります。

 

<産近甲龍>

奈良高校や畝傍高校では、受験はしていますが滑り止めのようです。郡山高校もそれに準じています。

平城高校や高田高校はクラス20位、橿原高校はクラス10位、桜井高校はクラス3位、西ノ京高校はクラス3位、香芝高校はクラス3位、であれば合格しています。

よって、「産近甲龍を目指すなら、平城高校や高田高校はクラスの真ん中、橿原高校はクラスのやや上位、桜井高校や西ノ京高校や香芝高校は上位層をキープする必要がある」ということがわかります。

 

これらはだいたいのイメージです。出典は各高校の平成26年の大学合格者数から割り出した数値ですので、複数の合格があれば重複しています。毎年の変動もあるので、若干のズレはあるかも知れませんが、あくまでイメージとして捉えてください。実態とそれほど違ったことにはなっていないと思います。

こうして見ると、大学進学というのは高校進学とは違って、なかなか厳しいことがわかりますよね。

 

「この高校なら、まず間違いなくこの大学に行ける」というのは、その高校に在籍している生徒のほとんどが進学している、という状態のはずです。

これに照らし合わせると、奈良高校や畝傍高校ですら「国公立にはまず行ける」 とは言えないことがわかります。奈良高校生や畝傍高校生は、中学時代は基本的にオール5を取っていた生徒ですが、それほどの秀才であっても「クラスに半分は国公立に行けない」という厳しい受験状況がお分かりいただけるでしょう。

 

「この高校なら、平均点を取れているならこの大学に進学できる」というのは、その高校の生徒の半分くらいが進学している、というイメージのはずです。

これに照らし合わせると、奈良高校や畝傍高校なら「国公立はまぁ普通に平均レベルなら行けそう」と言えますが、平城高校や高田高校であれば「現実的にはほとんど国公立大には行けない」となります。むしろ平城高校や高田高校は、「国公立」でもなく「関関同立」でもなく、「周囲の生徒と同じくらい頑張ってて平均点付近なら産近甲龍」ということがわかります。

もちろん、その他の高校からも、「クラスで3位なら」とか「クラスで1位なら」という条件がつけばいろいろな大学に行っているわけですが、そのレベルの上位層は、なかなか狙って取れるものではありません。

例えば、どこの高校でも上位層は「さらに上位校の合格判定も十分に良くて合格レベルだったけど、この高校だと自転車で通えるのでこの高校にしました」とか「高校では上位層で指定校推薦を狙っているので、意図的に高校レベルを下げてこっちの高校に来ました」など、何らかの意図があって、あえて志望校を下げてきた生徒で占められていることがほとんどなので、よほどのことがないと上位層に食い込むことは厳しいのが現実です。

ですので、「模試判定が普通くらい」で「高校でも部活をする」で「毎日の勉強量は普通」であれば、進学した高校ではクラスの真ん中くらいを想定するのが妥当となります。もちろん「クラスで1位を取る!」という目標を掲げるのは素晴らしいことであり塾としても応援するのですが、「クラス上位が前提のはず」と考えるのは少しリスクが高いと言えるのはお分かりいただけるでしょう。

 

多くの保護者様とお話していると、「国公立に合格しろとは言わないが、せめて産近甲龍には進学して欲しい」というお言葉をよく頂戴します。このお気持ちは大変よくわかります。たしかに、それなりの企業に就職する際にそれなりの評価をもらおうと思うと、産近甲龍レベル以上が求められることも多いです。また、私は塾の関係者として高校の先生方ともよくお話しますが、どこの学校も「国公立」「関関同立」「産近甲龍」に分けて合格実績を話され、それ以下のレベルの大学は進学実績としてアピールされることは稀なことからも、この感覚水準は妥当性があると思っています(プライドの高い学校だと「産近甲龍」すら「実績として誇れないから」として省いてきます)。しかし一方で、「平城高校や高田高校レベル以上でないと産近甲龍は簡単ではない」のが現実です。

 

ここで私が言いたいのは、「それ以下の高校では厳しいから諦めましょう」ということではありません。まずは「産近甲龍であっても簡単ではない、という現実をちゃんと把握しましょう」ということです。そして、「そんなことくらい既に知ってるよ」という方は結構ですが、もしこの記事を読んで多少でも驚かれたのであれば、「今の感覚以上に危機感を持ち、しっかりと勉強を頑張る高校生活を経て、産近甲龍以上の合格を掴みましょう」ということです。

ここでたとえ話をしますと、「桜井高校や香芝高校では、相当な上位(クラス3位以内)でないと産近甲龍は厳しい」のが現実ですが、「それでも産近甲龍くらいには行って欲しい」ということになると、高校進学直後から全力でスパートをかけていく必要があります。周囲よりも多い勉強量をまず確保することが、上位をキープする最低条件です。なぜなら上位層を狙うとなると、「誰もが可能なことをする」のでは無理であって、「周囲は誰もやってないレベル」に踏み込まないと、周囲との競争に勝って上位に立つことはなかなかできないからです。

イメージしやすくするために極端な話をしますと、「部活はせずに時間は勉強に注ぎましょう」「まずは『自分のペースで勉強させてみる』ではなく塾や予備校で全力で学習しましょう」「家でも土日はもちろん平日も勉強しましょう」ということになります。

 

ちなみに大学の学費というものは、多くの方が想像している以上に家計を圧迫するものです。だいたいですが、どの私立大学でも毎年100万円が必要です。4年で400万円くらいするわけです。高いですよね。卒業証書が400万円の領収書に思えてきます。ですので「大学生の子供1人につき、毎月8万円が必要」と把握していただければ、まず間違いはありません。もちろんこれは自宅通学の場合であり、遠方で下宿するとなると、家賃と通信光熱費でその倍額くらいはかかるため、毎月16万円程度が必要です。

ちょっと話がそれましたが、ここで大切になるのは、「評価が高い大学でも、そうでない大学でも、基本的に学費は同じ毎月8万円」ということです。そして、それであればこそ、どうせ毎月8万円払うのならばこそ、「よりよい大学に行ってもらわないと勿体無いですよね」ということです。

 

なかなか厳しい現実であり、あんまり知りたくないと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、我々が最も避けたい事態は、「大学受験の際にようやく知って『えっ、そうだったの!?そうだったら、もっと早くから頑張ってたのに!今からじゃもう間に合わないよ・・・』という取り返しのつかない事態」です。よって、こういう把握は早いほうが断然有利で、大学進学のことであっても、小中学校の時から考えておけば、じっくり取り組むことができます。

簡単ではないものの、無理ではありません。現実を把握したうえで、目標をかなえるために何をすべきか、これを考え実践していきましょう。そのための情報提供と努力を、理塾は惜しみません。理塾では「高校受験は一通過点である」という認識のもと、小中学校の生徒さんであっても、大学受験までしっかり話をさせていただきサポートも致します。いつでもご相談ください。

理塾はお盆も開校です(勉強する気のある生徒は、全員集合!)

こんにちは、理塾です。

今日は自習の話題です。入塾のときに「ウチの子は、家では全く勉強しないんです」と聞いていた生徒さんが多いのですが、現実は全く異なります。

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ほらね、この通り。

みんな集中してくれています(写真では3名ですが、別の座席でも他に自習している生徒がいます)。

誰もが、黙々と学習します。手を休めたり、休憩したり、立ち歩く生徒なんて、誰一人としていません。

理想的というか、最高の学習環境と言えますよね。

なぜこうなるのか、謎解きをしていきましょう。

 


 

毎日、暑いですよね。

理塾はとても涼しいので、今日もたくさんの生徒達が自習にやってきます。

畝傍高校生は毎回5-6時間くらい勉強してくれます。中学生だと平均して3時間くらい勉強してくれています。

小学生でも2時間くらいは勉強してくれますよ。長い時間を集中できる小学生だと、1日5時間くらい勉強する生徒もいます。

彼らの秋以降の成績が楽しみでなりません。これほどの勉強時間を確保した好影響が出ないわけがないからです。保護者の方にも「こんな勉強する子だったんですね」と喜んでいただいています。

この調子で、ぜひ、たくさん勉強して欲しいものです。

 

涼しさの秘密は、強力なエアコン達!

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すごいでしょう!(3機しか写ってませんけど・・・)

 

4機のエアコンがフル稼働で、勉強のやる気のある生徒達を応援しています(1部屋に4機って、すごく贅沢な設定なんですよ)。

教室全体が「まんべんなく涼しい」となっているので、座る座席や場所によって「暑すぎる」とか「寒すぎる」ということがないのは生徒さんにとってはかなり嬉しいですよね。意外に空調に無頓着な学習塾は少なくなく、「子供が塾に自習に行ったはいいものの、冷房の風が直に当たる席だったので夏風邪を引いた」ということも、可能性ゼロではありません。そういうことを防ぐ意味でも、ぜひ空調面でも生徒さんへの影響にこだわる理塾に自習に来て欲しいのです。

また、暑い中、来塾してくれた生徒は当然のことながら暑がりますが、勉強し始めると汗も引き始めて冷えてくるものです。そういった生徒さんへの配慮として、生徒の入れ替え時間は設定温度を少し下げ、授業が始まると設定温度を戻すという一手間を加えることで、快適な環境を提供しています。(エアコンの設定ボタンは1日に20回くらい操作しています!)

 

さらに、さらに。

理塾は勉強に集中できるので、今日もたくさんの生徒達が自習にやってきます。毎日来てくれる生徒も多いんですよ。

午前に授業に来て、お昼を食べに家に帰って、午後からまた来塾して自習する、という生徒もたくさんいます。

驚くのは、2時間でも3時間でも自習する間、トイレに立つ生徒がほとんどいないことです。ずっと机に向かって集中しています。ここで確保できた勉強量は、絶対に嘘はつきません。この学習習慣を夏休み以後もちゃんと定着させることができれば、必ず成績はアップしていくに違いありません(2時間3時間を、ずっと机に向かって集中できる生徒が、成績が伸びないわけがないです)。

 

集中の秘密は、疲れを癒す観葉植物たちと、教室の徹底した自習管理です!

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すごいでしょう!(教室での自習管理の方が重要ポイントなのですが、絵的に難しいので植物を撮影しました・・・)

 

授業は当然だとして、自習のときにいかに集中できるかというのは、教室が学習環境をしっかり作れているかどうかに大きく左右されるものです。ただし、自習の場合は管理が行き届いていない塾も少なからずあります。自習は授業とは異なり、自ら学習することを指すので、それはある意味当然です。ただ、自習の環境というのは塾によって本当に様々で、全員が黙々と勉強している塾もあれば、落ち着きのない生徒がいたり集中していない生徒が多い塾もあります。

残念ながら自習で集中していない場合は「子供が自習に行ったはいいものの、結局のところ友達と遊び気分で通っており集中していなかったので成績が全然上がらない」ということも、あり得ます。基本的にお子さんが塾で十分な学習時間を確保しているのに成績が上がらないのは、確保しているように見える学習時間に意味がないことがほとんどです(そもそも、塾でたくさん勉強してるのに成績が上がらないのでは、月謝を払って通っている意味がないですよね)。その点、理塾の管理は万全で、自習で行なった学習内容や学習量に至るまで、ちゃんと教室で把握しています。

さらに、教室はとても緑も多くて、勉強に疲れた身体を癒してくれます。

愛着が沸いたからなのか、帰りぎわに「観葉植物に水をやる」生徒さんもいたりして、その様子を見ているスタッフがむしろ癒されたりしています。居心地のよいスペースだからこそ、勉強にも集中できる!ってもんですね。

 


 

さて、ここで声を大にして言いたいことがあります。

よく聞いてくださいね。

それは「理塾はお盆も毎日朝9時から夜22時までしっかり開校してるから、毎日自習においで!!」ということです。

 

近頃はどの地域にも個別指導塾が急に増えましたが、それだけに、良い塾と悪い塾の当たり外れもあると聞きます。

例えば「生徒に『たくさんの夏期講習の授業コマ』を提案しておきながら、教室はお盆に5連休」という塾さんもあったりします。

 

別にそれがダメで即座に悪い塾だと言うわけではないんですが、最初に考えるのは「お盆に5連休したとして、その間の生徒の面倒は誰が見るんだろう・・・」ということです。少し聞き取り調査をしてみましたが、「お盆の間は塾が休みなので、宿題を多めに出しておきました」という学習塾が多いようです。でも、これは解決策になっていないように感じます。「やるべき勉強内容」については宿題を多めに出すことで対応できているとしても、「勉強する環境の提供」という点では生徒さんに対応できていないからです。理塾としては、「夏休みの授業やを提案したならば、その場をちゃんと提供し続けるのが筋なのでは??」と思いますし、「家庭ではなかなか勉強が進まない生徒さんもいるのだから、生徒のことも考えましょうよ」と思うわけです。学習塾の授業料って、やっぱりどこも安くはないですから保護者の方としては学習環境面の整備も希望されるでしょうし、そのうえ「夏休みの勉強は大切!」と塾は言うけれど、蓋を開けてみたら「塾はお盆に5連休」となっていては、違和感を多少なりとも感じる保護者の方が多いのではないでしょうか。

もちろん当然ながら、学習塾のスタッフにもお盆も休日も重要ですし、「休んではいけない」というわけではないのですが、そこはスタッフの勤務調整をすれば交替でスタッフの休日は確保できますから、なんとでもなる問題です。お盆で休みとは言っても、お正月のように何か行事ごとが多いというわけではありませんし、家族みんなで紅白歌合戦を見るというわけでもありませんし、お正月は休むデパートだって当然のようにお盆は開店しています。ですので、学習塾としてお盆もしっかり勉強の場を提供した方が良いと考えています。いやむしろ、生徒のためには学習塾としてなんとかしなくてはならない問題だと考えるんですよね。

そこで言い訳しようと思えばいくらでも言い訳できますし、多くの塾での対応が「お盆は塾が休みなので、宿題は多めに出しておきますね」というものですが、やっぱり最後に大事になってくるのは「生徒さんのためになっているかどうか」だと思います。受験生にはお盆なんてないことも多いわけですが、そんな中、塾が休校してしまっていては、「家では勉強できない生徒」が行く宛がなくなってしまいますよね。これって結構な悲劇だと思うんです。また、家庭で勉強が進まない生徒さんに対して、「お盆は塾が休みなので、宿題を多めに出しておきますね」というのは本末転倒で、「家庭で勉強できないから塾を利用してるのに、塾が休みだから家庭でやるべき宿題を多めに出すってどういうこと?」と思うのですが、どうでしょう??

こういった部分を、なんとかしたくて、理塾という学習塾を作りました。

 

ですので、理塾は日曜だけはお休みを頂戴していますが、お盆も祝日も基本的に関係なく開校しています。

「勉強する気はあるけれど、勉強する場所がない」と困っている生徒さんは、ちゃんと理塾が助けます。

結局のところ、受験勉強は「受験戦争」と例えられるように、競争です。誰と競争しているかというと、同じ学年の周囲の友達との競争です。そして競争に勝つための一番効果的な方法は、友達よりも勉強することです。

理塾では、小学生でも毎回2時間、中学生だと毎回3時間くらいは自習をしてくれるわけですが、それを聞いた周囲の友達が「すごいなぁ」とか「そんなに集中できないよ」と思うようなら、その時点で勝ったも同然です。大事になるのは、それを「続けること」。それを続ければ、その効果は蓄積し、受験において相当な有利となるはずです。

「家庭では全く勉強しないんです」というのは、どこのご家庭からも伺う相談内容です。

「家庭では全く勉強しないんです」と聞いていた生徒さんが、数時間ずっと机にかじりついている、そんな理塾にお任せください。ブログでは伝えきれない部分も多々ありますが、少しでも「みんなが休んでいるお盆に勉強時間を確保することの大切さ」が伝われば幸いです。

興味のある方は、ぜひ教室まで自習しに来てくださいね。座席には少し余裕があるので、飛び入りでも大歓迎です。

セミの鳴き声で気付くクマゼミ繁殖の自由研究

こんにちは、理塾です。

今回はちょっと雑談しますね。とはいえ、いちおう最後は勉強の話になっていますのでご安心を。

 

実は先日この私。大成中学校の近くを歩いておりましたら、「どうしたんだ!?」というくらいセミが鳴いていて驚きました。

大合唱というレベルではありません、悲鳴に近いレベルです。通りすがりのおじいさんに挨拶しましたが、通常「こんにちは」「はい、こんにちは」となるところが、「セミうるさいですね」「そうですね」になってしまいました。近所のおうちの方々は、テレビを見ていてもセミの声しか聞こえないんじゃないだろうか、と思うほどですが実際のところどうなんでしょう。

どうしようかと思いましたが、結局どうすることもできないので、諦めてしばらく鳴き声を聞いていました。そこで気付いたんですが、アブラゼミの声よりもクマゼミの声が結構多いんですよね。

 

<自然科学大好きな理系講師による即席セミ講座>

アブラゼミ

アブラゼミというのは、茶色い中型のセミで、ジージー鳴きます。

 

クマゼミ

クマゼミというのは、羽根が薄緑いろの黒い大型のセミで、シャンシャン鳴きます。

 

 

30年ほど前に自分自身が虫取り網を持って、小学校の裏山でセミ捕りをした時には、ほとんどがアブラゼミで、大型のクマゼミはほとんどいませんでした。ですからクマゼミは、いわゆる「アタリ」でした。虫かごは、いつも「ジージジジー」とアブラゼミの大合唱をしていたものです。ツクツクボウシはとても小さい反面、まず捕れないため、これはそもそも目を凝らして見ても樹上で発見しにくく「超アタリ」でした。ツクツクボウシが捕れないのは今も昔も同じとして、クマゼミが増えてアブラゼミよりも多くなっているようだぞ?ということに、鳴き声をふと耳にして気付いたのです。 これは昔聞いたセミの鳴き声とはちょっと違うぞ・・・、と。

こうなると、実際に樹上に目を凝らして見てみようという気になります。すると、木にとまっているのはクマゼミばかり。地面付近に目をやり抜け殻を探しましたが、クマゼミの抜け殻が多いことに気付かされます(クマゼミの抜け殻は手の部分が太い)。

どうしてアブラゼミが減り、クマゼミが増えたのでしょう?

基本的に昆虫は、自然界では個々としては弱い存在であり、数量で種の保存を狙う傾向にあります。よって、その数量は「発生しやすい条件に恵まれる」ことと、「捕食されやすい条件に曝されにくい」ことと、「競争関係にある他の種よりも有利になる」ことで、個体数が増える方向で変動するものですが、セミはあれほどうるさく鳴いて自分の存在場所を明らかにしているのに、そうそう捕食されるところはお目にかかれません。ツバメなどが巣にいるヒナにエサを与えている微笑ましい映像でも、そのほとんどのエサは何らかの幼虫であり、セミであることはありません。もしかして、セミってそれほど捕食者にとっては人気がないんですかね。自分は喜んでセミを捕まえていたわけですが、自然界においてあんまり人気者ではないセミにそれほど傾倒していたのか?と、今さらながら気付かされたようで悔しくもあります。話を戻しますが、そもそも、アブラゼミだけが捕食されやすく、クマゼミが捕食されにくくならないと、クマゼミの個体数が増えた理由は説明できませんから、この路線である可能性は低そうです。そうであれば、発生条件や他の種との競争で勝っていることなどが大きく関係していそうですが、いろいろ考えてみても、そもそもセミにそれほど詳しくないので、原因については想像できませんでした。もしかすると、クマゼミが好む樹木が街路樹とかに増えたのかな・・・?

 

調べてみると実際に大阪府では「クマゼミ99%」という大繁殖をしており、アブラゼミがほとんどいなくなってしまったとのこと。『増えた増えたクマゼミ増えた』とはいえ正直ちょっと増えすぎです。1%しかいなくなっちゃうなんて、アブラゼミが可哀想。クマゼミの一方的なコールドゲームです。

まぁ昆虫の世界は、そんなものかも知れませんが。もうちょっとクマゼミに分別というものがあれば、と思います。

理由もちゃんと推測されており、「温暖化によりクマゼミの幼虫の孵化が梅雨頃になり、雨の影響で捕食される可能性が減ったこと」と「クマゼミの幼虫は他のセミよりも固い土でも掘り進む能力が高く、最近の路地の固い土だと有利になっていること」が原因とのことです。

 

なんでも気付こうと思えばいろんなテーマが発見できるものですし、興味を持てばいろいろなことが調べられます。

夏休みは、こういったフィールドワークが楽しい最高の時期です。勉強するのも大事ですが、勉強机にかじりついているだけでは、こういった視野を育むことはできません。目の前にある課題を解決していくことだけではなく、どんなことでもいいので自分の興味が湧いたことに対して自分なりの推論を展開したうえで、納得がいくまで調べましょう。

 

セミについての自由研究をされる方は、ぜひぜひヒントにしてくださいね。