新規生徒(若干名)募集!!

理塾です。そろそろ春休みですね。

 

さて、皆さん「新学年」に進級するわけですが、「この1年はどういう過ごし方をするか」について、だいたいのイメージはできていますか?

理塾では「今年のだいたいの過ごし方」を保護者の方にお話しています。

細かい話はその時期ごとに案内しますが、「1年のだいたいの過ごし方」を保護者と教室がしっかり共有して、共に同じスピードと意識で向かっていくのは、大変重要だと思っています。

今年1年の過ごし方がわからない、という方は、理塾へご相談くださいね。

 

さて、理塾は現在、教室をマイナーチェンジ中です。

少しだけ工夫をして、座席をあと2席だけ増やせるようになりました。

他にも教室レイアウトを微調整したり、快適な教室環境つくりに励んでいます。

 

リニューアルに伴いまして、新規生徒を若干名募集中です。

「社会に通用する努力家達を育てたい」と考える塾ですので、「理塾で頑張ろう」と思える生徒や、「子供が頑張るなら全力で応援しよう」と思える保護者の方は大歓迎です。

基本的に、「お子さんと保護者の方」が揃った状態でお話したいと考えておりますので、ぜひ春休みに理塾にお越しください。

 

奈良県高校入試で満点を取った話

理塾です。こんにちは。

 

昨日は合格発表がありましたが、本日は入学手続きがありました。

ようやく、合格の実感が沸いてきた生徒もいることでしょう。

 

同時に、今日は「入試結果の開示請求」ができる日です。

簡単に言うと、受験票を持って行って「入試の得点を教えてください」と言うと、「あなたの点数はこうでしたよ」と点数が印刷されたプリントをもらえるんですね。

合格不合格がひっくり返るわけではありませんが、模試でも受験でも大切なのは「受けっぱなしにしない」ということ。

どんな行為でも「やりっ放し」は一切の向上を生みませんから、理塾では「自分の成績を確認し、良いところ悪いところを把握して、次にどうつなげるか考えること」を薦めています。

 

そんな中、入試得点で「満点の科目があった」という猛者がいました。

合格不合格以前に、入試問題で満点を取るというのは、本当によく頑張ったと思います。

 

前にも少し話をしましたが、50点満点で「50点」なのと「48点」なのと「46点」なのは、ほぼ理解には差がありません。

学校のテストでも受験でも、9割以上の点数を取る生徒達は、よほどの難問でもない限り、理解に大きな差はないんです。

なぜなら、間違い直しをした際に「そうだったのか、わからなかった!」ということになることはほとんどなく、大抵は解説を聞くと「あー、そうか」と全員納得するからです。

知らないのではなく、わかっていたけどミスして失点しているんですね。

ですから、そういう場合に難しい難問を解くのはあまり意味がありません。

難しい難問が解けなかったから失点したならともかく、ミスを減らすために難問を解くのは馬鹿げているからです。

 

そして、こういう「うっかりミス」をする生徒は、どこの塾でも悩みます。

解き方がわからない生徒には「解き方」を指導しますが、うっかりミスで失点している生徒には「すぐに効く解決方法」がないからです。

「気をつけなさい」程度のことしか言えず、実際には指導になってない塾もあるでしょう。

そのくらい、「ミスが多い」という生徒は、伸ばすのが大変なんです。

 

しかし、実際には「難問を解ける」というのと「ミスをしない」というのでは、社会に出た際の活躍は大違いです。

生徒諸君はショックを受けるかも知れませんが、難問が解けるほうが活躍できるわけではないですよ。

評価が高いのは、難しいことができなくてもミスが少ない人です。

いくら難問が解けても、簡単なことでミスをするような人は、仕事をするうえでは「ダメな人」「仕事を任せられない人」と評価されることがほとんどです。

 

これは社会に出てみないとわかりませんが、社会で働いている大多数の人は「日本で唯一、その人にしかできない」というような特殊性のある仕事をしているわけではありません。

むしろ「簡単ではないが、努力すれば誰だってできる仕事」をしている人がほとんどです。

もう一度いいますね。

ほとんどの仕事は、「誰だって、できること」なんです。

橿原市役所に行けば、たくさんの人が働いていますが、ほぼ全員「誰だってできること」をしています。

近鉄八木駅に行けば、たくさんの駅員さんが働いていますが、ほぼ全員「誰だってできること」をしています。

逆に、その仕事ができない人なんて、そうそういない。誰だってできることをして、お給料を貰っている。

これはその仕事を馬鹿にしているわけではありませんよ。わかりやすい例として挙げているだけで、日本中の仕事なんて、大抵どれも同じです。

でも、それでも「仕事ができる人」と「仕事ができない人」というのが分かれてくるものなんです。

面白いですよね。

 

まとめると、よほどの職種でもない限り、「人には一切できないが、自分ならできる」という場面が求められることはほとんどなく、むしろ「確実にスピーディに専門の仕事ができる」という人が大変重宝されます。

「仕事がよくできる」というのは、「すごい内容の仕事をする」というよりも、「仕事の内容にミスがなく信頼できる」ということなんですね。

生徒諸君はわからないと思いますが、これは保護者の方が読むと、「たしかに」と思っていただけるでしょう。

 

しかし、教育の現場では「基本をミスしないこと」よりも「難問を解けるかどうか」に重点を置く傾向が強いです。

「教科書レベルのことが解けるようになったら、発展問題を解けるようにしよう」というように、解けないようになるまで、どんどん発展的内容を課す。

それはそれで必要なことなんですが、「発展性」だけではなくて「正確性」も大変重要だと塾長は思っています。

 

将来につながる、社会に出た時に活躍できる、そんな力をつけてこそ、本当の学力だと塾長は思っています。

学生諸君は、「難問を解ける」ようになる前に、「ミスをしない」ようにしましょう。

「ミスをしない」ようになれば、自分が就きたい仕事のレベルを意識しながら、妥当水準まで「難問を解ける」ようになりましょう。

そういう意味では、勉強は無限にやるものではない。

「目標に届いた」という到達があれば、そこで勉強は終わりで、次に進んでよいのです。

 

こういう話をしても、生徒のほとんどは実感が沸かず「???」という顔をするのですが、いつか必ず「塾長の言ってたことは、こういうことやったんか・・・」と気づいてくれる瞬間があると信じて、毎日指導しています。

理塾では、そういう指導方針を持っています。

共感される方は、お越しください。

手早く効率的に点数アップを考えるなら、他塾さんへどうぞ。

奈良畝傍高田など合格!!

理塾です。

本日は、公立高校の合格発表がありました。

 

入試直前まで指導に入ったり、受験問題の質問を解いたりしていましたが、奈良県は数学が結構難しいので対策としても数学にかける時間がどうしても多くなりがちで、生徒と一緒にヒィヒィ言いながらやっていました。

今年は、頑張る生徒が多くて、指導するこちら側としても、教え甲斐があったように思います。

 

残念ながら全員第一志望に合格・・とはならず、1名の公立不合格を出してしまったのですが、奈良や畝傍や高田や桜井などに合格する生徒がほとんどでした。

皆、本当によくやった。

上位校に入るだけの努力をしてきた彼らは、合格して当然なんだけれども、それでもやり続けるのは大変だったと思います。

 

そして彼らはみな、高校に進学しても理塾を続けると言ってくれていることもあり、生徒達を預かるこちらとしても、大学受験ではさらに飛躍させなければならないな・・と気が引き締まる思いです。

受験生を合格させたら、次は春期講習なので、この調子で頑張っていきたいと思います。

 

入塾当初に比べると、ほとんどの生徒が「厳しいだろう」と思われた高校に進学してくれました。

でもこれは、理塾がすごいのではありません。

理塾でそれだけ努力した彼らがすごいのです。

理塾は、結構な努力をする場を提供しているに過ぎません。

 

塾長は最近はお酒を飲まない日も多かったのですが、今日だけは浴びるだけ祝杯をあげたいと思います。

栄光を掴んだ努力家達に乾杯。

大阪府立大学に合格した高校生の話

こんにちは、理塾です。

合格のサクラが咲く春になりましたね。

感慨深い思いで、今日は少し思い出話をします。

学習塾に子供を通わせてらっしゃる保護者の方に特に読んでいただきたい内容です。

 

理塾の最古参の生徒に、開校当初から通ってくれた女子生徒がいます。

この生徒は、遺伝子に興味を持っていたこともあって、塾長がずっと授業をしてきました。

奈良女子大学か大阪市立大学に通いたい(理学生物系)ということで、国公立に向けた準備を高1からしてきました。

塾長の出身大学に連れていって研究室を見てまわり、「オープンキャンパスで大学を見るとは、研究室まで見ることだ」というのを実際にやったこともあります。

 

途中で少し紆余曲折があって、最終的に大阪府立大を志望校としたのですが、授業をするだけではなく、受験までをどのように過ごすかについて、よく話をしていたように思います。

テストの点数を上げることも大切ですが、目標を定めて計画を立て、それをコツコツと少しずつ着実にこなす「努力することの大切さ」を伝えたかったのです。

 

夏休みのように時間が大量にある時こそ、「こういう風に夏休みは過ごそう」という話が多くなり、真面目な性格なので、毎日塾に来て頑張ってくれていました。

二次試験の直前まで、ずっと対策授業をしていましたが、本命の大阪府立大に合格してくれました。

すべり止めの私立については、関関同立産近甲龍クラスを受験しましたが、受験した大学は全て合格となり全勝してくれました。

大変よい受験をしてくれたわけですが、こういう状況が作れたのは、たまたまではないと思います。

 

具体的に言うと、彼女と一緒に合格を目指してきて、そして彼女を合格させることができた要因として、いくつか感じることがあります。

良い講師達に恵まれたこともありますし、彼女が努力家だったこともあります。

しかし、何よりも最大の要因として感じることとしては、「塾の提案を好意的に受け入れてくれる保護者であった」ことに尽きます。

 

なぜなら学習塾では、どうしてもお金の話が出ます。

ちゃんとした指導をするには、良い教室環境も、良い講師達も必要ですが、どちらも費用がかかるからです。

 

ただ、あまり「追加授業」「対策授業」の提案が中心の「お金の話をするばかりの学習塾」は、保護者の方も苦手だと思います。

塾も実は同じで、あまり「お金の話をするばかりのご家庭」は、塾長も苦手です。

 

塾長は「楽してたくさん儲けたい」という気持ちはこれっぽっちもありませんので、「今回の講習期間は授業追加はナシで自習中心で学力アップできると思います」と言うことも少なくありません。

でも、適当にやっているつもりもありませんので、「このままだったら危ないけど、知らんぷり」をすることもなく、「ちょっと家計がしんどいかも知れませんが、合格させるためにこの回数だけ授業をさせてください」という話を、本当に必要だと感じた時にはしたりします。

面談をしても「毎回お金の話が出る」というわけではなくて、「本当に必要な時に必要なだけ話をする」というスタンスでやっているんですね。

 

ただ、もちろん、どのご家庭も家計というものがあり、いろんな考え方をお持ちです。

理塾には兄弟で通われている方も多く、中には兄弟姉妹3人で通っているという方も複数いらっしゃいますが、塾としても「家計もある中、どう授業を考えさせていただくのがよいだろうか」とよく考えます。

ご負担を考えるあまり、あまりギリギリを狙って不合格になっては元も子もありませんし、とはいえ余裕をみれば、教室は楽でもご家庭(家計)がしんどくなってしまうからです。

 

多くの個別指導チェーンでは、どこも講習ノルマがありますので、「最初に吹っかけて、調整していって授業数を決める」という面談を行う学習塾が少なくありません。

そういう教室かどうかを見極める方法として、教室に飾ってある賞状があるかないか、もしあるなら、その数を数えましょう。

個別指導チェーンの教室では、「夏期優良賞」とか「年間優秀教室」とか賞状が飾ってある教室も多いですが、あれは「夏期の売上上位を達成した」とか「年間で一定以上の売上を出した」ということです。

ですから、そういう場合は、売上に積極的になっている教室がほとんどだと思っていただいて結構かと思います。

こんなことをしているので、「あまり授業が必要ではない生徒でも、1万円くらいは追加授業を取るだろうし、ちょっとくらいはやるべきこともある」という感覚で授業を組まれていくことになり、「授業の内容が生徒に本当に必要なのかどうか」は置き去りになってしまいます。

そして、その余波というわけではないのですが、保護者の側も、個別指導をいくつか経験されたり、上のご兄弟で通塾経験があったりすると、「この科目は必要ですか」とか「もうちょっと少ない回数で」などの調整をするのに慣れている方もいらっしゃいます。

申し訳ないですが、塾長はお金の話をあまりしたくなくて、それなりに考えて授業を組んだりしているので、さらに調整を・・・と言われると身動きが取れなくなってしまうのです。

その点で、このご家庭は本当にそういう思いをせずに済んだ。

そういった部分で余計な仕事が増えない分、全力で授業に打ち込むことができ、結果的に高い質の授業を提供することができたと感じています。

 

もちろん、提案しただけ受講してもらう分、こちらも本当に必要最低限の授業数になるように努めておりましたので、受験直前の冬期講習は、正直学習塾としては一番の稼ぎ時だったのですが、「仕上がりとしては悪くないので、冬期講習の受講は必要ありませんので、もし不安だったら申し込んでもらっても良いです」と言うことができました。

高3受験生の冬期講習が必要ない、というのも変な学習塾だと我ながら思いますが、「本当に必要と判断しただけ」にこだわっているのは他の保護者の方にも教室の雰囲気として伝わるようで、皆さんにオマカセいただける環境になりました。

 

長い話になりましたが、結論としては、「餅は餅屋といいますが、餅屋が餅つきに専念できるよう、基本的に信頼して全てオマカセいただいた方が、結果的に良い餅を提供できると思います」ということです。

今後も、理塾はあまり休むことなく餅つきに専念したいと思いますので、どうぞご理解いただき、専念させてくださるとありがたいです。