理塾のこだわり

理塾は、努力家を育て、勉強の体力をつける塾です。
理塾は、「テストに出るところだけ、ササッと授業をして、効率的な学習で点数を上げる」ということはしていません。
「毎日のように塾へ来て、何時間も机に向かって、そのうえで学力を高めていこう」という考え方をして、それを実践している塾です。
なぜ、そんな考え方をするのか。
それは、子供たちに学力以外の宝物を身につけて欲しいと、塾長が考えているからです。
昨今は、子供たちに「生きる力」などを求めるようになってきていますが、社会に出てから重宝されるのは、「効率的に結果を出す人間」ではありません。「一生懸命な姿勢で努力する人間」こそ、どの職場でも重宝されます。もっと突っ込んで言えば、日本人みんながみんな優秀ではありません。そして、それでも良いのです。ちょっと苦手なことも抱えているけれど、黙々と努力できれば、ちゃんと生きていけます。
テストの傾向と対策を自分で考えて効率的に学習するのであれば、それは相当大したものだと感心しますが、塾の先生から教えてもらった「テストに出るところ」を直前に覚えて、それを解答欄に埋めるだけ、という学習をしたとしても、頭は全然良くなっていません。そんなものは学力向上でもなんでもなく、単なる短期記憶です。
もちろん、勉強の他にすることがあって忙しいから、効率的にテストの点数を上げたいという考え方も、あっていいと思います。
ただ、そういう「時間をかけずに効率優先の勉強をする」という考え方をして、器用に点数だけ取ったとしても、本人の頭が良くなっているわけではないので、将来的にどこかで壁にぶちあたり、困ることになるだけではないかと思ったりします。
そもそも、小学生や中学生や高校生が勉強するのは、単に「よい成績を取るため」ではありません。「親に褒めてもらうため」でもありません。
学習をする中で、「黙々と努力して、失敗からも多くを学び、達成することの大切さを学ぶ」というのが、思春期である子供たちが学ぶべきことだと、理塾の塾長は考えています。
勉強を進めていく中で、もちろん「学力を向上させる」というのも大切ですが、同時に「たくさん努力できる」というのも、子供たちには修得させるべきです。
いくら賢くても、2時間ほど勉強しただけで、へたばってしまうようでは、まだまだですよね。このように、「長時間でも集中が続く」というのは、子供たちにとって大切なことのはず。でも、そのことに対応している学習塾というのは、ほとんどありません。
そもそも、たいして努力していないのに点数が上がるなんて、よく考えたら無理な話なのです。人はこういう話が好きなので、「運動しなくても減量ダイエットできる」という話に飛びついてしまいがちですが、よくよく考えてみれば、「減量ダイエットに最も適しているのは、適度な運動」であり、楽して理想を達成するなんて、普通に考えたら無理な話なのです。単調かもしれないけれど、毎日の簡単な運動の積み重ねこそ、ダイエットの成果を最も出せるのです。
そしてそれは、勉強だって同じ。
ですから、「短期間で〇〇点アップ!」みたいな宣伝は、理塾ではしていません。努力なしに点数を上げても、そんなものは長い人生でほとんど役に立ちません。
目立ちませんが、地道に毎日コツコツと継続する力こそ、人生を豊かにする「点数以上に大切なもの」「子供たちにぜひ修得してもらいたいもの」であると塾長は考えているのです。
本来であれば、学校教育がそれを担っていくべきなんでしょうが、今の子供たちは「学校教育のみで受験する」ということは、ほとんどなくなりました。また、学校の先生の立ち位置も昨今は随分変わってしまっていて、進路指導面などでも、学校より塾の先生を信頼される方が少なくありません。
そういう情勢だからこそ、学習塾と言っても勉強を教えていればいい、という簡単なものではなく、もっと大切なものも含めて、ちゃんと伝えていこうと思っています。
こういうこともあり、理塾では成績が上がる子が多いですが、それは「たくさん勉強しているから」に過ぎません。
理塾では、何も特別なことはしていないのです。
周囲から見れば、特別だと思われるくらい、普通のことを毎日コツコツしているのです。
暇さえあれば、授業がなくても塾に来て、黙々と頑張る理塾の生徒達は、単なる「テストの点数」以上のものを、日々修得してくれています。
こういうこともあり、理塾では風紀面は相当厳しいです。
偏見かもしれませんが、「髪の毛を派手に染めている」とか「ピアスをしている」とか「ネイルをしている」という子供は、少なくとも「真面目ではない子供だ」と考えます。理塾は、不真面目な生徒は一人もいりませんので、即座に退塾となります。
また、ものすごく静かな環境で、全員が黙々と頑張ることを大切にしているため、「落ち着きのない子」や「学習意欲が極端に低い子」も通塾を遠慮してもらっています。
もちろん、最初は「集中が続かない」というのも構いません。
今まで勉強してこなかった子は、1時間の勉強でもへとへとになるものです。それはそれで、全然構わない。
ただ、へとへとになった時に、「しんどいから、もう勉強したくない」という生徒は、理塾には合いません。
「しんどいけど、毎日ちょっとずつでも頑張って、目標を達成したい」という生徒が、塾長は大好きです。
今の学力は問いません。不器用であってもいい。
特別なことは何もできなくても、普通のことを特別なくらいコツコツとできるようになりたい、そんな真面目で「もっと頑張ろう」という子供たちは、ぜひ理塾に来てください。
こういう「努力家を育てる」という理念があるので、理塾は祝日も休みません。
ゴールデンウィークだって、お盆だって、全部開校しています。
通塾している生徒の保護者の方からは、「塾長、頑張りすぎです」「塾長が倒れたら困るので、たまに休んでください」と心配されますが、私は子供達を導きたいので、できる範囲のことをしているに過ぎません。
こんな指導方針でやっている理塾。
満席のことも多くて、生徒募集も限定的な感じでしかやっていませんが、気になる場合は、いつでもお問い合わせください。