こんにちは、理塾です。
理塾は、単に「授業をする」塾ではありません。
生徒さんも、保護者の方も、ご家庭と一緒になって、「成績面も含めた学習の悩み」を解決する塾です。
さて、そんな中、とある中学生の生徒さんのお母様から相談を受けました。
「ウチの息子は理系に進みたいようだが、何がしたいのか具体的にわかっていない」という相談です。
普段であれば、「理系っていうのは、工学部や薬学部や農学部などに分かれて進学するよ」「物理か化学か生物の応用範囲を学習するんだよ」「その中ではどれに興味があるかな?」という話を進めるのですが、いい機会なので、他の生徒もまとめて大学に連れて行き、理系の研究室の見学をしてきました。
さて、見学先に選んだ大学は、「奈良先端科学技術大学院大学」です。
国立の大学なのですが、いわゆる学部(1~4回生が所属する)を持っておらず、その先の大学院しか受け付けていない珍しい大学です。
ですので、学生は原則として22歳以上ばかりであり、講義はほとんどなく、ずっと研究をしています。
特殊な大学のため、あまり知名度はありませんが、教員は東京大学や京都大学とも遜色がないうえ、割り振られている研究予算は全国トップ。
iPS細胞で有名な山中先生は京都大学に所属されていますが、iPS細胞を開発したのは「奈良先端科学技術大学院大学」だったりします(実は塾長はその当時ここの院生で、山中先生とも毎日のように会っていましたし、講義も聞いたりしたものです・・・)。
周囲は「大阪大学」や「大阪市立大学」や「立命館大学」などの4回生の方でごったがえす中、中高生を連れて研究室の見学に行きました。
まずは「生物系」領域から見学します。
大学院生のお兄さんが、研究分野を詳しく解説してくれました!
植物の免疫について研究しているとのこと。
奈良先端大は、全国から学生さんが集まっているのですが、珍しく奈良出身の学生さんだったので、同じ地元ということもあって、話が盛り上がりました。
生物系なら常識のGFP(蛍光タンパク質)などについても、丁寧に教えてくれました。
特別な植物園もあり、特殊な植物を多数育成されています。
こういう目に見える部分は、一緒に行動している生徒にとっても興味津々。
興奮した様子で見学していました。
研究室にもお邪魔します。
多くの大学では共用となっている「遠心分離機」や「実験器具」も、資金の潤沢な大学なので、「1人1台」が当たり前。効率的に実験を進める環境が整っていました。
こういう、「いわゆる実験器具」を目の当たりにして、「自分もここで実験したい・・・!」と、生徒達も大興奮です。
続いては、「工学系」領域です。情報関係が充実しています。
まず最初に、ネットワークの研究をしている研究室にお邪魔したのですが、教授が非常に気さくな方で、「教授みずから中高生に講義」という夢のような体験ができました。
専門領域にも関わらず、中高生にもわかりやすく、しかも、興味を持たせるように話してくださるところが、さすがでした!
こちらは、iPADを用いたデモンストレーションに参加している様子です。
左にある物体(機械)を写真に取ると、画面上に部位名と操作方法が表示されるという便利ツールでした。
真正面からだけではなく、どの方向から撮影しても個別認識するうえ、画面が調節されるというスグレモノ。
「空間ベクトルが得意になれば、このプログラムが作れるんだよネ!」と留学生の方が説明してくれたのですが、数学をしっかり勉強しなきゃいけないよ!というアドバイスに聞こえました。
中高生の皆さん、大学の学部は、自分の将来を決める大切な選択肢のはず。
なのに、「なんとなく」決めていたりしませんか!?
実は、高校1年時に決める「文理選択」も、人生における一大選択のはず。
しっかりとした決意とイメージを抱いたうえで将来進路を決めて欲しいので、こういう部分も理塾はフルサポートしています。
就職まで見据えた進路指導は、ぜひ理塾にお任せください!!