夏の学習効果を数学で振り返る!!
こんにちは、理塾です。
勉強頑張っていますか?
この夏休み、皆さんはどのくらい勉強したでしょうか。
奈良県で最も学習させる学習塾の一つが理塾。
その理塾ですが、8月の31日間で「最も教室での学習時間が多い子は298時間」でした。
この生徒は大学受験生でしたが、高校受験生も、8月の1か月で250時間を超えてくる者がほとんどです。
平均的な学習塾の、受験生向けの夏期講習は50時間ですから、物量作戦としてはビビるくらい効果があったことがわかります
ガンガンに授業料を請求してくる個別指導塾で、ほぼ最大限に授業を組んだら100コマくらいで夏期講習費は30万を超えてきますが、それでも150時間の勉強量です。
6万円台の夏期講習費で300時間くらい勉強させてるんだから、理塾は震えますね…!
正直、塾長にしてみれば「50時間くらいの夏期講習を受けたとしても、そんなん鼻クソ程度の効果しかないで」と思います 。
それに「個別指導塾で30万の夏期講習費を払って授業を受けたとしても、それに見合った効果が出るとは限らへんのにな~」と思います 。
時間とお金がモッタイネ…。
でも、同時に「じゃあ理塾の勉強時間はその何倍もあるけど、実際にどれだけ成績が伸びたのか示してみてよ」と思われることでしょう。
いいでしょう。
示しましょう。
実は、高校受験生は毎週土曜日に何度も模試を実施していましたので、数多くのデータが得られました。
塾長の反省も込めて、どんな夏期講習だったのかを数学的に分析してみましょう。
夏期講習の前後で、得点の伸びがどれほどあったのかを数字で見ます。
15人の高校受験生のそれぞれのデータを列挙してもややこしいため、中1数学で学習する「代表値」を用いて見ることにします。
まず「中央値」ですが、15人の生徒を「成績が伸びた順に並べて、その中央である8番目の生徒の伸び」を見てみましょう。
模試当日にコロナワクチンの副作用とか学校の見学会で欠席した生徒もいるので、データを調整のうえで集計すると、中央値は、104点アップでした。
要するに、「最も伸びた子」と「最も伸びなかった子」などいろいろいるが、「ちょうど真ん中の子は、夏期講習によって模試の点数が104点上昇した」ことになります。
次に「最頻値」ですが、夏期講習による伸びを10点ごとに階級に分けて、「どの階層に属する生徒が最も多いか」を見てみましょう。
集計すると、「101点から110点アップ」という階級に属する生徒が最も多く、4名おりました。
要するに、理塾の夏期講習を受けたら、「夏前に受けた模試よりも101点~110点ほど伸びた生徒が最も多かった」ことがわかります。
最後に「平均値」ですが、全員の得点の伸びをすべて合計し、人数を割ることで、「平均的な伸び」を見てみましょう。
集計すると、「平均値は100.7点アップ」でした。
要するに、理塾の夏期講習を受けたら「全体平均としては100点アップする」ことがわかります。
さて、奈良県でトップクラスに学習させた結果、理塾は例年通り100点アップすることが3つのデータで示されました。
ちなみに、100点アップというと、高校レベルとしてはどのくらい上がったと思われますか?
「香芝高校にギリギリ合格するレベルの生徒が、桜井高校を飛び越えて、橿原高校に普通に合格できるレベル」を意味します。
「桜井高校にギリギリ合格するレベルの生徒が、橿原高校を飛び越えて、高田高校に普通に合格できるレベル」を意味します。
「橿原高校にギリギリ合格するレベルの生徒は、高田高校を飛び越えて、畝傍高校に普通に合格できるレベル」を意味します。
面白いのは、「学力に関わらず、どの学力層でも同じように伸びている」ということです。
低学力ほど点数を伸ばしやすく感じられますが、実際には、畝傍高校水準の生徒2名も、どちらも100点以上点数をアップさせていました(80点くらいだったのが満点を取るようになった)。
さて。
夏の学習効果を中1数学の「代表値」の勉強を兼ねて分析してみました。
どの数値がわかりやすかったでしょうか?
ここで冷静に考えてみてください。
「夏休みに必死に勉強したら100点アップした」というのは、一般的には「そうそうあるわけない、奇跡のレベル」だと思います。
でも、理塾生は、全員ではないですが、だいたいみんなそのくらいアップします。
今年だけではなく、去年もそうでした。一昨年もそうでした。
毎年、中学校では「その高校に合格するのは無理だよ」と言われた学校に、多くの生徒が合格してくれていますが、今年も同じように伸びました。
努力は嘘をつきません。
塾長は、厳しいことを言ったりすることもありますが、「言われたことを守って、忠実に学んでくれたら、普通に奇跡レベルのことが起きる」ということです 。
この夏期講習中に、理塾では、なんと「10回も教室模試を実施」しました。
実施当日に採点して、その日のうちに判定付きの個票まで発行するんですが、受験生達は「拾うべき問題」や「捨てるべき問題」や「出題者が引っかけてくるポイント」を、すべて塾長から叩き込まれました。
模試の得点が100点満点というのも、この夏休みに複数生徒が4回叩き出したので、9月以降のフジイ模試では、満点を叩き出す生徒が登場するのは確実で、今からとても楽しみにしています。
最後に。
随分と伸びてくれましたが、明日が受験ではありません。
まだここから、2学期もあれば、冬休みもあります。
要するに、まだまだここから、さらに伸びることができます。
2学期は始まったばかりですが、さらに気を引き締めて、毎日励んでいきましょう!!