塾長ブログ

成績が上がる子供の特徴について

投稿日:2017年4月30日

理塾です。

今日は、(塾に通わせた場合に)成績が上がりやすい子供と、そうでない子供の特徴をお話します。

 

多くの子供を見てきましたが、「伸びやすい子」なのか「伸びにくい子」なのかは、だいたいわかるようになってきました。

結論から言うと、「言われたことを素直に守る」「すぐに行動する」「わからないことは質問する」子供は伸びます。

そうでない子供は、残念ながら、なかなか伸びないことがほとんどです。

 

例えば理塾では、「宿題の進め方は、こうしなさい」「ノートの使い方は、こうしなさい」など、学習の進め方や勉強の仕方について、指導しています。

その内容が理解できない子供は、まずいません。どの子供も「なるほど、そう勉強すれば良いのか」と納得します。

 

ただ、「聞いただけで満足して、やらない子」「何日かは頑張るけど、続かない子」「毎日ちょっとずつだけど、コツコツやる子」に分かれます。

言うまでもないことですが、この時点で、伸びやすいか伸びにくいかは、一目瞭然ですよね。

 

また、同じやるにしても、「言われた内容を守らず、我流になる子」「言われた通りに、やり続ける子」にも分かれます。

こちらも、どちらの方が伸びるかは、皆さんわかりますよね。

 

学習塾なので、専門家が特別な指導をしていると思われるかも知れませんが、別に学習塾で生徒を教えて伸ばすのも、会社で新入社員に仕事を教えて鍛えるのも、やっている本質は同じはずです。

会社の仕事内容は知らない新社会人であっても、「言われた指示は守る」「すぐ行動する」「わからなければ相談する」という新入社員ならば、会社としてありがたいですよね?

勉強だって、同じです。

 

ですから、理塾では「定期テストの点数をアップさせること」には熱心ではなく、「やるべきことにちゃんと向き合える努力家を育てること」を目標としています。

テストで出やすいところを教えてもらって、短期記憶して、それをテストの解答用紙に書いて高得点をもらっても、そんなことは社会に出たらほとんど役に立ちません。

単に、中学校の定期テストという山場の、その場しのぎでしかないのです。

でも、ここにこだわって指導している学習塾が多い。

そこにこだわって子供を預ける保護者も多い。

 

何が良いか悪いかの判断基準は人それぞれあって良いと思いますが、塾長は「勉強はできても仕事ができない人」を多く見てきて、その原因のひとつは上記の考え方にあると思っています。

仕事ができる人というのは、特別な内容のことをこなす人なのではなくて、「誰でもできる仕事かも知れないが、その人に任せると一番安心できる」という人のことだと塾長は思っています。

少なくとも、塾長が菓子メーカーで開発をやっている時に、「仕事ができる人」とされていたのは、「とんでもないことを思いつくアイデアマン」ではなくて、「それなりのアイデアだけど、すぐルールに則って行動して、何でも周囲に相談して昇華させることができる人」でした。

塾長は、面白いこだわりのある商品作りはある程度していましたが、新入社員の頃はこれに気づいておらず、つい我流になって部署のルールを守れなかったり、相談すべきこととそうでないことを自己基準でだけ判断してたりして、失敗したことも多かったです。

ですから、こういう失敗を経験した身としても、「言われたことを素直に守る」「すぐに行動する」「わからないことは質問する」子供は伸びるなぁと実感するのです。

同時に、こういったことは、社会に出てから学ぶのではなくて、本来は小中学生の頃に指導すべきことなんだろうなぁとも思うのです。

 

こういった思いがあって、理塾では指導しています。

極端な例ですが、「ちゃんとやっているのに、点数が下がった」なんてこともあります。そんな時は「別にいいんやで、次は結果が出るから、今までのやり方に自信を持ってね」と言います。

共感される方も、されない方も、いらっしゃると思います。

もし共感されるなら、理塾の門を叩いてみてください。

結局のところは、子供本人次第ですが、上記のこだわりを持って指導させていただきます。