投稿者: K藤井

  • 本当の賢さについて!!

    こんにちは、理塾です。

    中間テストの時期ですが、勉強していますか?

    今回は、「賢さと愚かさ」について、考えてみたいと思います。ぜひご一読ください。

     

    さて、まず最初に、ムヒカ氏という方をご存知でしょうか。

    少し前の話になりますが、世界で最も貧しい大統領として有名になりました。

    ウルグアイの元大統領です。

     

    このムヒカ氏の発言で注目されているもののひとつに、「貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があって、いくらあっても満足できない人のことだ」というものがあります。

    この言葉の意味は、だいたいわかりますよね。

    では、この発言をちゃんと把握したと言えますか?

    単に貧乏な人の定義をしているだけではないですよ。

    貧乏な人の話をすることによって、本当の豊かさというのは、こういうことだと思うんだ・・という話をしているのです。

     

    答えを書きますと、この発言で言いたいことは、「お金を含む物で豊かかどうかを考えているとしたら、それは豊かさでもなんでもなく、心の豊かさこそ本当に価値のあるものだ」ということです。

    そして、「心の豊かさを満たすための手段として、お金を含む物があるのであって、お金が目的になっては貧しい考え方の人だと言えるんだよ」ということも言えます。

     

    同じ考え方をする人は、大昔の中国にも居ました。

    老子という人です。

    この人の発言に「足るを知れ」「足るを知る者は富む」というものがありますが、これは「人間の欲望にはきりがないが、身の程を知っており満足できる者は、心が富んで豊かだ」という意味です。

    ほぼ同じことを言っているわけですね。

     

    話を身の回りの日本の話題に戻すと、「年収1000万円でも、家計が赤字」という家庭があるそうです。

    一方で、「年収300万円でも、貯蓄できる」という家庭もあるそうです。

    そりゃ年収も多い方がいいに決まっているのですが、年収の多い少ないよりも大切なものがあるという話ですよね。

    そしてそれは「現状に満足できているか」であり、かつ「年収が目的になっては悲しいよね」ということなのかも知れません。

     

    ここまでは、誰でも比較的理解しやすい話でしょう。

    では、この「貧しさと豊かさ」を、勉強の話に転換すると、どういうことが言えるかわかりますか?

     

    これは生徒諸君にぜひ聞いてもらいたい話なのですが、世の中の教訓や経験則というものは、だいたい他の場面であっても転用できます。

    この場合であれば、「貧しさと豊かさ」というお金の話から感じた大切なものというのは、学生である君達の勉強面の話としても、学ぶところがあるはずだ、ということです。

    そして、頭が良いというのは、「テストの点数が良い」という人ではなく、こういうことを考えられることを指します。ぜひ、そうなって欲しいと思って、この話題を振っているわけです。

     

    いきなりは難しいでしょうから、少しヒントをあげましょう。

    君達、生徒諸君は、勉強をしていますよね。では、勉強するのが目的なのでしょうか。

     

    これで、だいたいの人は気づいたと思いますが、勉強することは大切なことではあるものの、目的ではありません。

    テストの点数で高得点を取るのも、畝傍高校や高田高校などに進学するのも、目的ではありません。

    君達が「将来、やりたいことを実現したい」という夢を叶えるための手段なわけです。

     

    そして、先ほどのお金の話では、「目に見えやすいお金や物がないからと言って貧しいわけではなく、それで満足できるかどうかが大切」という話でしたよね。

    要するに、「お金は手段であって目的ではなく、満足するのが目的で、お金はそれを叶える手段でしかないから、そこにこだわっていてはいけないよ」ということにまとめられます。

    ですから、これを勉強の話に転換するならば、「手段であるはずの部分にこだわって、目的を見失っているのであれば、それは何点取ろうが、どんな進学校に通おうが、賢くはない」ということが言えるわけです。

    自分の満足するレベルを知るのも、自分の将来やりたいことを見つけるのも、共通点は「自分を知る」ということです。

    自分を知るということは、自分自身でしかできず、誰かに教わるものではない。

    ただ、それを抜きにして頑張ったとしても、結果を出したとしても、それはまだまだ賢いとはいえないのです。

     

    わかりますか?

    テストの点数や、合格した高校の名前というものは、非常に伝えやすいものです。

    しかし、それは手段でしかない。

     

    あまり偏差値の高くない高校に進学したとしても、それが自分の夢を実現するために最適の選択肢であったのなら、それは大変賢いことなのです。

    一方で、何の目標もなく、なんとなく勉強を熱心にして高得点を取ったところで、それは学力的には賢いが、人生の生き方としては、まだまだ不十分で愚かだといえるのです。

     

    もちろん、君達はまだ未成年ですから、社会のこともわからず、どういう人生を歩んでよいのかわからないことも多いでしょう。

    そして思春期ですから、いろんなことに興味を持ってしまい、選択肢が多すぎて迷うこともあるでしょう。

    それはそれで構わない。

    大いに悩み、いろんな失敗をして学び、人生経験を豊かにしていけばいいのです。

     

    ただ、学部と学科を決めて進学し、大学生になっても「将来したいことがない」のであれば、「勉強はできても、君は自分自身の事を何一つわかっていないんじゃないの?」と思います。

    そして、こういう学生が本当に多い。

    就職試験で苦労する学生のほとんどは、ここに気づいていません。

    勉強はできても、自分自身についてわかっておらず、ましてや自分の強みを語れない人なんて魅力はないし、採用されるわけもないのですが、そのことに自分で気づけない。

    そして面接では、「こんなことを勉強してきました」「こんなスキルを持っています」だけに終始する学生が多い。

    目的と手段をはき違え、就職という最終段階になっても、まだ手段の話をしちゃっているのです。

    ここまでこの記事を読んだ方なら、就職という段階なのに、今までやってきた勉強という手段の話しかできない学生が、賢くないことはわかりますよね。

    むしろ、勉強はできても、残念ながら「愚か」というしかありません。

     

    こういうことに中高生の時期に触れたりして、考えることを身につけるって、すごく大事なことだと思います。

    自分を知り、それを基にやるべきことを構築したり考える能力を磨くことができれば、将来において不安要素はあまりないと思うのですが、勉強は教えてももっと大事なことを教える学習塾は残念ながら多くないようです。

     

    もちろん理塾でも、まだまだ完璧なわけではありません。

    ただ、こういった部分もテストの点を取るのと同等以上に大切と感じているので、日々模索しながら、勉強を指導しています。

    共感されたのなら、ぜひ理塾の門を叩いてみてください。

    中途半端な気持ちの方はお断りすることも少なくありませんが、ご縁は大切にしたいなと思っています。

  • 理塾のテスト対策!!

    こんにちは、理塾です。

    中間テスト直前となりましたが、勉強は進んでいますか?

     

    今日は、理塾のテスト対策について、お話します。

    結論から言うと、「テスト対策として、特別なことは何もしていません」ということです。

     

    そもそも、テスト前の1週間前や直前になって焦って勉強しているようでは、それが1日に何時間もの長時間の学習であろうと、別にすごいことではありません。

    普段からコツコツやっていれば、1週間前になって焦るということもさほどなく、「いつもと変わらぬことを淡々とするだけ」となります。

    そして、こういった日々の過ごし方や学習習慣こそ、人生において大切なものだと思います。

     

    だってね。

    保護者の方にわかりやすいように言い換えますと、定期テストというものは、健康診断みたいなものです。

    ついつい腹回りが気になるお父さんも少なくないと思いますし、健康診断前は「昼ごはんはトンカツ定職を食べたいけど、健康診断前だからちょっと我慢しよう」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

    塾長も40歳にして食べ盛りを迎えていますので、痛いほどその気持ちはわかります。

     

    でも、よく考えてみてください。

    「健康診断前に1週間ダイエットして、メタボ判定を出さないようにしよう!」「健康診断の直前でも、まだ間に合います!」という指導をするスポーツジムがあったとして、それってどう思われますか?

    短期的には結果を出せるかも知れませんが、それはそもそも達成感のある目標でも目的でもなく、ごまかしに過ぎないのではないでしょうか?

    もし毎回そんなことをしていたら、むしろ危ないですよね。変にごまかして、中途半端に良い結果を受け取ったところで、それは普段の状況を正しく把握できないわけですから、むしろそんなことはしないほうが良い気がします。

    ですから、ちゃんと相手のことを真剣に考えられるジムなら、「健康診断前に焦っても仕方がないので、日々コツコツと運動して、健康な体作りをしませんか」と言うはずですよね。

     

    そして、お父さんにとっての健康診断も、お子さんにとっての定期テストも、日々の過ごし方は同じです。

    直前に慌てて帳尻合わせするようでは、結果がどうであれ、危うい状態なのです。

    少なくとも、直前に焦っているようでは、日頃からコツコツ頑張っている人に比べて、間違いなく劣っていますし、将来に夢を叶えることも難しくなるでしょう。

    中高生の定期テストはそれで誤魔化せたとしても、模範解答のない社会人の課題に直面した時に、太刀打ちできなくなってしまうことが目に見えています。

     

    ですから、中高生の定期テストの過ごし方であろうと、今後の人生の考え方に通じるという点で、しっかり指導したいと考えています。

    いえ、むしろ、軌道修正が可能な中高生の時期だからこそ、大切なものに対する向かい方や過ごし方を指導することで、社会で活躍できる人間を育てたいと考えています。

     

    ところがどっこい、日頃からコツコツと努力できていない子供の多いこと、多いこと。

    学習塾でも、テスト前に詰め込むことをむしろ大々的に宣伝している塾まであったりしますが、こういう塾の講師の方々は、そもそも日頃からコツコツやってこなかったのかも知れません。

    また、学校の先生と同じで、学習塾の講師の方々は、勉強はできても社会を知らない(社会人経験が浅い)ことも多いので、そもそも勉強以外のことを教えるのができないのかも知れません。

    指導者が理解していないことを、生徒に伝えていくのは無理ってものですから、仕方のないことです。

     

    また、「部活で忙しいからテスト直前にしか勉強できない」という話も少なからず聞きますが、これは最も良くないパターンです。

    なぜなら、これって、勉強と部活の両立ができていませんよね。

    「両立」ではなく、「片方だけしかやってない」という状態。

    しかも、部活を言い訳にして、学生の本分である勉強から逃げているだけです。

    楽しい部活ばかりして、面倒な勉強から逃げたい気持ちはわからなくもないですが、ここで許容してしまうと、言い訳ばかり得意で、やるべきことを後回しにする人間になってしまうので、気をつけるようにしたいものです。

    将来的に、そのスポーツで食べていくのでない限り、少なくとも両立できていると言えるレベルの生活をしましょう。

    そうでないと、部活動で学んだことよりも、部活動で失っていることの方が、実際問題として多いですよ。

    ※部活が全国レベルであったり、部活推薦による進学をお考えの方だけは話は別で、「部活>勉強」の図式になるべきだと思いますから、その場合は「大事なことに一生懸命になっている」と判断します

     

    何かの直前に焦るのではなく、「日頃からコツコツと努力する姿勢を身につけたい」のであれば、理塾は本当にそういった内容を得意にしておりますので、お役に立てると思います。

    一方で、「テスト前に効率よく出題されやすい問題を教えて欲しい」という場合は、理塾は苦手としておりますので、あまりお役に立てないと思います。

    1点の点数アップよりも、1分の努力量を増やすことにこだわっている理塾。

    興味のある方は、お急ぎください。

     

  • 満席が近いので、お急ぎください!

    こんにちは、理塾です。

    ゴールデンウィークですが、勉強していますか??

    中間テストに向けた学習は、もう始めてますよね?

    まだなら、今すぐ取りかかるようにしましょう。

     

    さて、理塾では「新規通塾生の募集」をさせていただいておりますが、下の子供もそろそろ通わせたい、という「ご兄弟」の相談や、ママ友との話し合いで塾の話題が出て理塾を紹介したい、という「お友達」のお話を頂戴しております。

     

    私どもは私塾であり企業ですが、あまり利益追求はしておらず、今の指導の質を保っていきたいと考えております。

    こういうことから、無理な生徒増をして指導力の低下だけはしたくありませんので、ずっと生徒数に制限をかけ続けています。

    幸いなことに、通塾いただいているご家庭とは、「お子様の学習環境を整えるため」の協力体制を作れつつあります。

    この春の問い合わせも、そろそろ満席近くなってきましたので、通塾をお考えの方は早めにお問い合わせください。

     

    なお、問い合わせをしていただく際のご注意は、以下の通りです。

    ◆最初に、「学習状況を確認するカウンセリング」を実施しています。現在の学力や学習習慣を確認し、どういった学習をしていくべきなのかをお話します。1時間くらい頂戴して、じっくりお話します。勉強面の悩みがあれば、全てここでお話ください。「理塾としては、こう伸ばしていきたい」という考えをお話します。

    ◆「カウンセリング」で理塾の指導方針に納得いただき、「この塾に通わせたいな」と思っていただけたら、無料の体験授業の設定をします。体験授業は通塾科目を前提に、複数回実施します。

    ◆なお、即入塾ということは今まで一人もしておりません。必ず無料の体験授業を複数回受けていただき、お子様が「この塾なら頑張れそうだ」と思われた場合に、入塾手続きに入ります。一方で「他の塾の体験も受けているけど、理塾の体験授業も受けてみよう」「理塾の授業に問題がなくても、もっといい塾があるかも知れないから、他も探している」という方はお断りしております。

    ◆入塾テストがあります。ただし、学力テストではなく、人間性を見ます。体験授業中の態度が悪かったり、指示や約束を守れない場合は、私どもでは成績を上げる自信がありませんので通塾をお断りしております。また、髪の毛を染めていたり、爪に色を塗っていたり、言葉使いが悪い場合も、教室に入ることはできません。

     

    このように、こだわりの強い塾です。

    ただ、どれも「生徒を一生懸命指導しよう」と思った時に、皆さんにお願いしたいことばかりなのです。

    関心をお持ちの方は、ご連絡ください。

    カウンセリングは、他塾に通塾中の方であっても受けていただけますので、まずは学習相談のカウンセリングに起こしいただきたいと思います。

  • 成績が上がる子供の特徴について

    理塾です。

    今日は、(塾に通わせた場合に)成績が上がりやすい子供と、そうでない子供の特徴をお話します。

     

    多くの子供を見てきましたが、「伸びやすい子」なのか「伸びにくい子」なのかは、だいたいわかるようになってきました。

    結論から言うと、「言われたことを素直に守る」「すぐに行動する」「わからないことは質問する」子供は伸びます。

    そうでない子供は、残念ながら、なかなか伸びないことがほとんどです。

     

    例えば理塾では、「宿題の進め方は、こうしなさい」「ノートの使い方は、こうしなさい」など、学習の進め方や勉強の仕方について、指導しています。

    その内容が理解できない子供は、まずいません。どの子供も「なるほど、そう勉強すれば良いのか」と納得します。

     

    ただ、「聞いただけで満足して、やらない子」「何日かは頑張るけど、続かない子」「毎日ちょっとずつだけど、コツコツやる子」に分かれます。

    言うまでもないことですが、この時点で、伸びやすいか伸びにくいかは、一目瞭然ですよね。

     

    また、同じやるにしても、「言われた内容を守らず、我流になる子」「言われた通りに、やり続ける子」にも分かれます。

    こちらも、どちらの方が伸びるかは、皆さんわかりますよね。

     

    学習塾なので、専門家が特別な指導をしていると思われるかも知れませんが、別に学習塾で生徒を教えて伸ばすのも、会社で新入社員に仕事を教えて鍛えるのも、やっている本質は同じはずです。

    会社の仕事内容は知らない新社会人であっても、「言われた指示は守る」「すぐ行動する」「わからなければ相談する」という新入社員ならば、会社としてありがたいですよね?

    勉強だって、同じです。

     

    ですから、理塾では「定期テストの点数をアップさせること」には熱心ではなく、「やるべきことにちゃんと向き合える努力家を育てること」を目標としています。

    テストで出やすいところを教えてもらって、短期記憶して、それをテストの解答用紙に書いて高得点をもらっても、そんなことは社会に出たらほとんど役に立ちません。

    単に、中学校の定期テストという山場の、その場しのぎでしかないのです。

    でも、ここにこだわって指導している学習塾が多い。

    そこにこだわって子供を預ける保護者も多い。

     

    何が良いか悪いかの判断基準は人それぞれあって良いと思いますが、塾長は「勉強はできても仕事ができない人」を多く見てきて、その原因のひとつは上記の考え方にあると思っています。

    仕事ができる人というのは、特別な内容のことをこなす人なのではなくて、「誰でもできる仕事かも知れないが、その人に任せると一番安心できる」という人のことだと塾長は思っています。

    少なくとも、塾長が菓子メーカーで開発をやっている時に、「仕事ができる人」とされていたのは、「とんでもないことを思いつくアイデアマン」ではなくて、「それなりのアイデアだけど、すぐルールに則って行動して、何でも周囲に相談して昇華させることができる人」でした。

    塾長は、面白いこだわりのある商品作りはある程度していましたが、新入社員の頃はこれに気づいておらず、つい我流になって部署のルールを守れなかったり、相談すべきこととそうでないことを自己基準でだけ判断してたりして、失敗したことも多かったです。

    ですから、こういう失敗を経験した身としても、「言われたことを素直に守る」「すぐに行動する」「わからないことは質問する」子供は伸びるなぁと実感するのです。

    同時に、こういったことは、社会に出てから学ぶのではなくて、本来は小中学生の頃に指導すべきことなんだろうなぁとも思うのです。

     

    こういった思いがあって、理塾では指導しています。

    極端な例ですが、「ちゃんとやっているのに、点数が下がった」なんてこともあります。そんな時は「別にいいんやで、次は結果が出るから、今までのやり方に自信を持ってね」と言います。

    共感される方も、されない方も、いらっしゃると思います。

    もし共感されるなら、理塾の門を叩いてみてください。

    結局のところは、子供本人次第ですが、上記のこだわりを持って指導させていただきます。

  • 新規生徒(若干名)募集!!

    理塾です。そろそろ春休みですね。

     

    さて、皆さん「新学年」に進級するわけですが、「この1年はどういう過ごし方をするか」について、だいたいのイメージはできていますか?

    理塾では「今年のだいたいの過ごし方」を保護者の方にお話しています。

    細かい話はその時期ごとに案内しますが、「1年のだいたいの過ごし方」を保護者と教室がしっかり共有して、共に同じスピードと意識で向かっていくのは、大変重要だと思っています。

    今年1年の過ごし方がわからない、という方は、理塾へご相談くださいね。

     

    さて、理塾は現在、教室をマイナーチェンジ中です。

    少しだけ工夫をして、座席をあと2席だけ増やせるようになりました。

    他にも教室レイアウトを微調整したり、快適な教室環境つくりに励んでいます。

     

    リニューアルに伴いまして、新規生徒を若干名募集中です。

    「社会に通用する努力家達を育てたい」と考える塾ですので、「理塾で頑張ろう」と思える生徒や、「子供が頑張るなら全力で応援しよう」と思える保護者の方は大歓迎です。

    基本的に、「お子さんと保護者の方」が揃った状態でお話したいと考えておりますので、ぜひ春休みに理塾にお越しください。

     

  • 奈良県高校入試で満点を取った話

    理塾です。こんにちは。

     

    昨日は合格発表がありましたが、本日は入学手続きがありました。

    ようやく、合格の実感が沸いてきた生徒もいることでしょう。

     

    同時に、今日は「入試結果の開示請求」ができる日です。

    簡単に言うと、受験票を持って行って「入試の得点を教えてください」と言うと、「あなたの点数はこうでしたよ」と点数が印刷されたプリントをもらえるんですね。

    合格不合格がひっくり返るわけではありませんが、模試でも受験でも大切なのは「受けっぱなしにしない」ということ。

    どんな行為でも「やりっ放し」は一切の向上を生みませんから、理塾では「自分の成績を確認し、良いところ悪いところを把握して、次にどうつなげるか考えること」を薦めています。

     

    そんな中、入試得点で「満点の科目があった」という猛者がいました。

    合格不合格以前に、入試問題で満点を取るというのは、本当によく頑張ったと思います。

     

    前にも少し話をしましたが、50点満点で「50点」なのと「48点」なのと「46点」なのは、ほぼ理解には差がありません。

    学校のテストでも受験でも、9割以上の点数を取る生徒達は、よほどの難問でもない限り、理解に大きな差はないんです。

    なぜなら、間違い直しをした際に「そうだったのか、わからなかった!」ということになることはほとんどなく、大抵は解説を聞くと「あー、そうか」と全員納得するからです。

    知らないのではなく、わかっていたけどミスして失点しているんですね。

    ですから、そういう場合に難しい難問を解くのはあまり意味がありません。

    難しい難問が解けなかったから失点したならともかく、ミスを減らすために難問を解くのは馬鹿げているからです。

     

    そして、こういう「うっかりミス」をする生徒は、どこの塾でも悩みます。

    解き方がわからない生徒には「解き方」を指導しますが、うっかりミスで失点している生徒には「すぐに効く解決方法」がないからです。

    「気をつけなさい」程度のことしか言えず、実際には指導になってない塾もあるでしょう。

    そのくらい、「ミスが多い」という生徒は、伸ばすのが大変なんです。

     

    しかし、実際には「難問を解ける」というのと「ミスをしない」というのでは、社会に出た際の活躍は大違いです。

    生徒諸君はショックを受けるかも知れませんが、難問が解けるほうが活躍できるわけではないですよ。

    評価が高いのは、難しいことができなくてもミスが少ない人です。

    いくら難問が解けても、簡単なことでミスをするような人は、仕事をするうえでは「ダメな人」「仕事を任せられない人」と評価されることがほとんどです。

     

    これは社会に出てみないとわかりませんが、社会で働いている大多数の人は「日本で唯一、その人にしかできない」というような特殊性のある仕事をしているわけではありません。

    むしろ「簡単ではないが、努力すれば誰だってできる仕事」をしている人がほとんどです。

    もう一度いいますね。

    ほとんどの仕事は、「誰だって、できること」なんです。

    橿原市役所に行けば、たくさんの人が働いていますが、ほぼ全員「誰だってできること」をしています。

    近鉄八木駅に行けば、たくさんの駅員さんが働いていますが、ほぼ全員「誰だってできること」をしています。

    逆に、その仕事ができない人なんて、そうそういない。誰だってできることをして、お給料を貰っている。

    これはその仕事を馬鹿にしているわけではありませんよ。わかりやすい例として挙げているだけで、日本中の仕事なんて、大抵どれも同じです。

    でも、それでも「仕事ができる人」と「仕事ができない人」というのが分かれてくるものなんです。

    面白いですよね。

     

    まとめると、よほどの職種でもない限り、「人には一切できないが、自分ならできる」という場面が求められることはほとんどなく、むしろ「確実にスピーディに専門の仕事ができる」という人が大変重宝されます。

    「仕事がよくできる」というのは、「すごい内容の仕事をする」というよりも、「仕事の内容にミスがなく信頼できる」ということなんですね。

    生徒諸君はわからないと思いますが、これは保護者の方が読むと、「たしかに」と思っていただけるでしょう。

     

    しかし、教育の現場では「基本をミスしないこと」よりも「難問を解けるかどうか」に重点を置く傾向が強いです。

    「教科書レベルのことが解けるようになったら、発展問題を解けるようにしよう」というように、解けないようになるまで、どんどん発展的内容を課す。

    それはそれで必要なことなんですが、「発展性」だけではなくて「正確性」も大変重要だと塾長は思っています。

     

    将来につながる、社会に出た時に活躍できる、そんな力をつけてこそ、本当の学力だと塾長は思っています。

    学生諸君は、「難問を解ける」ようになる前に、「ミスをしない」ようにしましょう。

    「ミスをしない」ようになれば、自分が就きたい仕事のレベルを意識しながら、妥当水準まで「難問を解ける」ようになりましょう。

    そういう意味では、勉強は無限にやるものではない。

    「目標に届いた」という到達があれば、そこで勉強は終わりで、次に進んでよいのです。

     

    こういう話をしても、生徒のほとんどは実感が沸かず「???」という顔をするのですが、いつか必ず「塾長の言ってたことは、こういうことやったんか・・・」と気づいてくれる瞬間があると信じて、毎日指導しています。

    理塾では、そういう指導方針を持っています。

    共感される方は、お越しください。

    手早く効率的に点数アップを考えるなら、他塾さんへどうぞ。

  • 奈良畝傍高田など合格!!

    理塾です。

    本日は、公立高校の合格発表がありました。

     

    入試直前まで指導に入ったり、受験問題の質問を解いたりしていましたが、奈良県は数学が結構難しいので対策としても数学にかける時間がどうしても多くなりがちで、生徒と一緒にヒィヒィ言いながらやっていました。

    今年は、頑張る生徒が多くて、指導するこちら側としても、教え甲斐があったように思います。

     

    残念ながら全員第一志望に合格・・とはならず、1名の公立不合格を出してしまったのですが、奈良や畝傍や高田や桜井などに合格する生徒がほとんどでした。

    皆、本当によくやった。

    上位校に入るだけの努力をしてきた彼らは、合格して当然なんだけれども、それでもやり続けるのは大変だったと思います。

     

    そして彼らはみな、高校に進学しても理塾を続けると言ってくれていることもあり、生徒達を預かるこちらとしても、大学受験ではさらに飛躍させなければならないな・・と気が引き締まる思いです。

    受験生を合格させたら、次は春期講習なので、この調子で頑張っていきたいと思います。

     

    入塾当初に比べると、ほとんどの生徒が「厳しいだろう」と思われた高校に進学してくれました。

    でもこれは、理塾がすごいのではありません。

    理塾でそれだけ努力した彼らがすごいのです。

    理塾は、結構な努力をする場を提供しているに過ぎません。

     

    塾長は最近はお酒を飲まない日も多かったのですが、今日だけは浴びるだけ祝杯をあげたいと思います。

    栄光を掴んだ努力家達に乾杯。

  • 大阪府立大学に合格した高校生の話

    こんにちは、理塾です。

    合格のサクラが咲く春になりましたね。

    感慨深い思いで、今日は少し思い出話をします。

    学習塾に子供を通わせてらっしゃる保護者の方に特に読んでいただきたい内容です。

     

    理塾の最古参の生徒に、開校当初から通ってくれた女子生徒がいます。

    この生徒は、遺伝子に興味を持っていたこともあって、塾長がずっと授業をしてきました。

    奈良女子大学か大阪市立大学に通いたい(理学生物系)ということで、国公立に向けた準備を高1からしてきました。

    塾長の出身大学に連れていって研究室を見てまわり、「オープンキャンパスで大学を見るとは、研究室まで見ることだ」というのを実際にやったこともあります。

     

    途中で少し紆余曲折があって、最終的に大阪府立大を志望校としたのですが、授業をするだけではなく、受験までをどのように過ごすかについて、よく話をしていたように思います。

    テストの点数を上げることも大切ですが、目標を定めて計画を立て、それをコツコツと少しずつ着実にこなす「努力することの大切さ」を伝えたかったのです。

     

    夏休みのように時間が大量にある時こそ、「こういう風に夏休みは過ごそう」という話が多くなり、真面目な性格なので、毎日塾に来て頑張ってくれていました。

    二次試験の直前まで、ずっと対策授業をしていましたが、本命の大阪府立大に合格してくれました。

    すべり止めの私立については、関関同立産近甲龍クラスを受験しましたが、受験した大学は全て合格となり全勝してくれました。

    大変よい受験をしてくれたわけですが、こういう状況が作れたのは、たまたまではないと思います。

     

    具体的に言うと、彼女と一緒に合格を目指してきて、そして彼女を合格させることができた要因として、いくつか感じることがあります。

    良い講師達に恵まれたこともありますし、彼女が努力家だったこともあります。

    しかし、何よりも最大の要因として感じることとしては、「塾の提案を好意的に受け入れてくれる保護者であった」ことに尽きます。

     

    なぜなら学習塾では、どうしてもお金の話が出ます。

    ちゃんとした指導をするには、良い教室環境も、良い講師達も必要ですが、どちらも費用がかかるからです。

     

    ただ、あまり「追加授業」「対策授業」の提案が中心の「お金の話をするばかりの学習塾」は、保護者の方も苦手だと思います。

    塾も実は同じで、あまり「お金の話をするばかりのご家庭」は、塾長も苦手です。

     

    塾長は「楽してたくさん儲けたい」という気持ちはこれっぽっちもありませんので、「今回の講習期間は授業追加はナシで自習中心で学力アップできると思います」と言うことも少なくありません。

    でも、適当にやっているつもりもありませんので、「このままだったら危ないけど、知らんぷり」をすることもなく、「ちょっと家計がしんどいかも知れませんが、合格させるためにこの回数だけ授業をさせてください」という話を、本当に必要だと感じた時にはしたりします。

    面談をしても「毎回お金の話が出る」というわけではなくて、「本当に必要な時に必要なだけ話をする」というスタンスでやっているんですね。

     

    ただ、もちろん、どのご家庭も家計というものがあり、いろんな考え方をお持ちです。

    理塾には兄弟で通われている方も多く、中には兄弟姉妹3人で通っているという方も複数いらっしゃいますが、塾としても「家計もある中、どう授業を考えさせていただくのがよいだろうか」とよく考えます。

    ご負担を考えるあまり、あまりギリギリを狙って不合格になっては元も子もありませんし、とはいえ余裕をみれば、教室は楽でもご家庭(家計)がしんどくなってしまうからです。

     

    多くの個別指導チェーンでは、どこも講習ノルマがありますので、「最初に吹っかけて、調整していって授業数を決める」という面談を行う学習塾が少なくありません。

    そういう教室かどうかを見極める方法として、教室に飾ってある賞状があるかないか、もしあるなら、その数を数えましょう。

    個別指導チェーンの教室では、「夏期優良賞」とか「年間優秀教室」とか賞状が飾ってある教室も多いですが、あれは「夏期の売上上位を達成した」とか「年間で一定以上の売上を出した」ということです。

    ですから、そういう場合は、売上に積極的になっている教室がほとんどだと思っていただいて結構かと思います。

    こんなことをしているので、「あまり授業が必要ではない生徒でも、1万円くらいは追加授業を取るだろうし、ちょっとくらいはやるべきこともある」という感覚で授業を組まれていくことになり、「授業の内容が生徒に本当に必要なのかどうか」は置き去りになってしまいます。

    そして、その余波というわけではないのですが、保護者の側も、個別指導をいくつか経験されたり、上のご兄弟で通塾経験があったりすると、「この科目は必要ですか」とか「もうちょっと少ない回数で」などの調整をするのに慣れている方もいらっしゃいます。

    申し訳ないですが、塾長はお金の話をあまりしたくなくて、それなりに考えて授業を組んだりしているので、さらに調整を・・・と言われると身動きが取れなくなってしまうのです。

    その点で、このご家庭は本当にそういう思いをせずに済んだ。

    そういった部分で余計な仕事が増えない分、全力で授業に打ち込むことができ、結果的に高い質の授業を提供することができたと感じています。

     

    もちろん、提案しただけ受講してもらう分、こちらも本当に必要最低限の授業数になるように努めておりましたので、受験直前の冬期講習は、正直学習塾としては一番の稼ぎ時だったのですが、「仕上がりとしては悪くないので、冬期講習の受講は必要ありませんので、もし不安だったら申し込んでもらっても良いです」と言うことができました。

    高3受験生の冬期講習が必要ない、というのも変な学習塾だと我ながら思いますが、「本当に必要と判断しただけ」にこだわっているのは他の保護者の方にも教室の雰囲気として伝わるようで、皆さんにオマカセいただける環境になりました。

     

    長い話になりましたが、結論としては、「餅は餅屋といいますが、餅屋が餅つきに専念できるよう、基本的に信頼して全てオマカセいただいた方が、結果的に良い餅を提供できると思います」ということです。

    今後も、理塾はあまり休むことなく餅つきに専念したいと思いますので、どうぞご理解いただき、専念させてくださるとありがたいです。

  • 春期入塾生(若干名)募集!!

    こんにちは、理塾です。

    2月3月から理塾で学習を始める春期入塾生を若干名ですが、募集します。

     

    <お問い合わせの注意点>

    ・即入塾はなく、必ず無料体験授業を受けていただき、そのうえで入塾するかの判断となります。

    ・どうやって成績を上げていくか、どんな学習をすべきかは面談で詳しくお話します。基本的にどの保護者の方も「この方法なら成績が上がりそうですね」と言ってくださいます。

    ・入塾面談の結果、理塾ではお預かりできないと判断することもありますので、ご了承ください。

    ・理科と社会の授業は基本的にしません(成績は5教科どれも上がる生徒がほとんどです)。

    ・理塾の生徒の勉強時間は正直多めですので、学習時間の確保に積極的でない方はお断りしています。

    ・春期講習のみ、夏期講習のみ、などの時期限定の生徒はお預かりしていません。ずっと長く通うつもりで理塾の門を叩いてください。

    ・静かな教室つくりのため、現在は小学生の募集枠はありません。

    ・春期講習や夏期講習や冬期講習は、生徒1人1人の学習状況を考えて個別に特別授業を組みますが、基本的には塾長にお任せいただいております(もちろん事前に同意は得ます)。授業回数や授業内容に細かいこだわりをお持ちの方は、他塾さんをお勧めします。

    ・理塾の生徒になると、異様にお菓子をもらって帰るようになります。たまに何千円分かのお菓子の詰め合わせや、時には家族4人で食べきれないサイズのケーキをもらって帰ってくることもあります。どれも勉強を頑張った生徒に対する、塾長からのプレゼントです。正直、受験生の生徒さんの場合は、家族よりも理塾のスタッフと過ごす時間のほうが多くなるわけですが、もう一人の家族になったつもりで、時には厳しく、時には大喜びさせたくて、一生懸命指導しています。

  • フジイ模試で満点を取った話

    今日は、フジイ模試で満点を取る話をします。

     

    まず、奈良県の中学3年生のほとんどは、公立高校を受験します。

    そして、その公立高校への入試判定として、最も適しているのはフジイ模試です。

    ちなみにおせっかいなアドバイスですが、公立高校を志望しているのに、通っている塾で五木模試だけを受験している場合は、いい加減な学習塾である可能性が高いので、通塾を見直しましょう(五木模試は大変良い模試なのですが、奈良県公立高校の問題とは出題傾向がかなり異なるため、公立の入試判定に適していないという意味です)。

     

    さて、そのフジイ模試は1年に6回あるわけですが、理塾では満点を取る生徒が出ています。

    ちなみに、同じ生徒ばかりが満点を取っているのではなく、複数の生徒が、英語や数学や理科など色々な教科で満点を取っています(国語と社会で満点がまだ無いのは、理塾らしさということでお許しを)。

     

    定期テストで満点を取らせるのは、極端な話どこの学習塾でもできるものですが、中学全範囲が出題され時には難問も混じるフジイ模試で満点を取らせるのは、かなりしんどいです。

    理塾は開校3年目になりますが、ようやくそのレベルまで到達することができましたので、ちょっと嬉しい次第で、生徒と一緒に喜んでいます。

     

    さて本題です。

    模試(入試)で「100点満点を取る生徒」と「95点を取る生徒」の違いって、なんだと思いますか?

    95点を取っている生徒に、どういう指導をすれば、100点満点を取らせることができると思いますか?

     

    多くの学習塾では、「95点を取るくらい高学力層なので、この難しい問題集を解きましょう」と難問を解かせることでしょう。

    ただ、そうではないんですよね。

    塾長の愛読書のひとつに「敗者のゲーム(チャールズエリス著)」というものがあり、そこに書かれている内容(本来は投資関連の書籍)ですが、一部の超一流の天才を除いて、他の多くの人は「相手が強いから負けるのではなく、自分がミスをするから負ける」のです。

    ですから、勝ちに行くのではなく、負けぬようにする戦いをすべきです。

    これを受験勉強に当てはめると、奈良高校や畝傍高校でトップ合格させる場合は、基礎を徹底すべきなのです。

     

    簡単に言うと、理塾の生徒は「すごく難しい難問が解ける」というのではなく、「どんな時でもミスをしない」というタイプに育ちます。

    簡単なことのように見えて、思春期で難しい年齢の生徒達を、こういう風にもっていくのは、なかなか大変です。

    でも、将来がすごく楽しみなので、塾長なりに一生懸命指導しています。

    だって、社会に出た時がすごいですよ。

    「結構難しい仕事でもこなすうえ、とにかく何よりミスをしない」という人材に育ちます。きっと、どこでも通用します。

     

    こういう指導方針があるので、理塾では、あまり難問は解かせていません。

    教科書レベルの問題ばかり、解かせています。

    でもね、教科書ってすごいんですよ。

    だって、教科書に載っていないことって、受験にはそうそう出題されません。

    ですから、教科書レベルの完成こそ、塾長は大事だと思っています。特に高校受験の年齢くらいなら、余計にそうです。

     

    さて今日は、フジイ模試の数学で満点を取ってくれた生徒が、奈良高専の推薦入試を受験しています。

    数学で満点を取るほどの生徒なので、まさに理系に向いている彼ですが、きっとトップレベルで合格してくれるでしょう。

    合格発表前から楽しみな塾長です。

    では。