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  • 3学期は毎日13時開校で授業中(しかも無料)

    こんにちは、理塾です。
    毎日勉強していますか?

    今は3学期ですが、中3の3学期になると、学校授業がお昼までで、昼に帰宅したりすることが増えます。
    これは、私立や公立など、さまざまな入試に対応するためです。

    要するに、受験生の子供が「昼には帰宅する」ようになるんですね。

    当然、ほとんどの子供は、「家に帰ってお昼ご飯を食べて、午後はのんびり」します。
    学習塾というのは、基本的に夕方から開校するからです。

    でも、受験生ですよ?
    午後にのんびりしている余裕なんてないはず。

    でも、家では勉強が進まない。
    でも、塾はまだ開校していない。

    毎年、今の時期は、そういう状況になるんですね。

    理塾は、受験に相当強い学習塾なのですが、これには理由があります。
    大きくわけて、3つの理由で、理塾の生徒は受験に強いのです。

    まず、1つ目の理由ですが、3学期は「毎日13時から開校」しているんです。
    理塾の中3生は、学校から帰宅したら、すぐに理塾に行って勉強します。
    生徒によっては、制服のまま、ほぼ教室に直行して、塾での勉強に取り掛かります。

    周囲の学習塾に通っている生徒が、午後はのんびりやっている中、塾で勉強するのですから、差がついて当然ですよね。

    次に、2つ目の理由ですが、単に13時から開校して自習させているのではなく、授業をしています。
    理塾の中3生は、学校から帰って、昼から塾の授業を受講しているんです。
    しかも、実戦形式の「理塾模試」を受けて、その全問解説を聞いて、志望校判定の個票を貰う、みたいなことを毎日のようにやります。
    これで、受験慣れや試験慣れを、しないほうがおかしい。
    時間配分は得意になるし、どの問題を捨ててどの問題を取りに行くのか、3学期は昼からみっちり学ぶわけです。

    周囲の学習塾に通っている生徒が、午後はのんびりやっている中、塾で実戦形式の授業を受けるのですから、差がついて当然ですよね。

    そして、3つ目の理由ですが、午後に受ける授業は、「塾長が受験内容を直伝する」うえに、授業料は無料で、追加費用がかからないのです。
    午後の授業では、受験のプロである塾長が、自分が持っているものをすべて伝えるつもりで、英語数学国語理科社会の5教科をすべて教えます。
    塾長は、この業界でそれなりに長くやってますが、そこで得た経験を生徒に伝えています。

    例えば、受験では「自分が取れる問題から解くように」と指導するのは、どこの学習塾でもやっていることですが、ほとんどの子供は「どれが自分が取れる問題か、解いてみないとわからない」という状態なんですね。
    理塾では、塾長が生徒それぞれ個別に対応するので、「君はこの問題は捨ててよい」「君はこの問題は絶対に取りに行け」など、細かくノウハウを指導します。
    それだけではなく、テストの最初はすぐ問題を解かずにこう動きなさい、とか、テストの終盤はこういう風に立ち回れ、など、受験で有利になる情報をすべて教え込みます。

    いわば、一番重要な「受験直前の詰め」を塾長直伝でやるわけですが、これが今年は一切無料です(去年までは1コマ400円なので、まぁとりあえず激安でした)。
    だから、理塾に通わせている保護者の方は、子供を昼から夜まで塾に通わせて、みっちり授業を受けさせても、お月謝の心配をする必要がない。
    多くの学習塾では、「授業を取りなさい=追加授業料が発生」となりますが、理塾では「めっちゃ授業します=無料」なんです。
    そして、安かろう悪かろうのプリント演習や自習などではない。
    むしろ、どこの塾にも負けない、第一線級の授業を受けてもらえるんです。

    周囲の学習塾に通っている生徒が、午後はのんびりやっている中、質の高い授業を無料で毎日受講できるのですから、差がついて当然ですよね。

    このように、理塾は、質と量の両面で、周辺他塾よりも有利な状況を生み出しています。
    ですので、「3学期に夕方から開校する塾」とか「開校しても自習メインで授業をしていない塾」とか「授業で派手に追加料金を取る塾」などには、そう簡単には負けません。

    ほぼ満席ですが、3月など春から通塾を考えてらっしゃる方は、既に予約を開始しています。
    友人紹介優先。早めにお申し込みください。

  • 冬期講習は満席となりました(募集停止)

    こんにちは。理塾です。
    勉強頑張っていますか?

    本日から冬休みですね。
    理塾でも冬期講習が始まりました。
    高校受験生は1コマ80分で800円です。儲ける気がなくてすみません。保護者に喜んでいただきたいので…。

    さて冬期講習に合わせて、多数の問い合わせを頂戴しましたが、すでに満席となりましたので、いったん募集を停止します。
    小さな教室なもので、すぐに満席になってしまい、申し訳ありません。

    なお、指定校推薦で大学合格を決めた高3生が何人かいますが、彼らが12月いっぱいで卒塾します。
    そこで、1月の入塾枠として、数名分だけ友人紹介を継続する案内を、昨日の夕方に保護者メールでお送りしています。

    さっそく、1件の友人紹介の問い合わせがありました。
    残りの枠も、すぐ埋まってしまいそうだな…と思って、この記事を書くことにしました。

    申し訳ないのですが、こんな状況ですので、もし、どなたかの紹介で「理塾って紹介されたけど、どんな塾なんだろう」と思って、このホームページを見てらっしゃる場合は、なるべく早めにご連絡ください。
    よろしくお願いいたします。

    (理塾の特徴)
    橿原近辺の学習塾でも相当に開校時間が長く、圧倒的な勉強量を誇ります。
    わかりやすい授業を得意とする塾長と、圧倒的な学力を誇る医大生が指導する学習塾です。
    小さな学習塾ですが、9教科オール⑤という生徒が毎年登場し、現在も複数在籍しております。
    畝傍高校の学年トップ(360人中で1位)も在籍しています。
    平均すると、1年で100点程度上昇する生徒が多いです。

    友人紹介による入塾特典は、紹介元と紹介先ともに1万円の金券となります。

    友人紹介ではない場合は、今は募集しておりませんので、次回の募集再開までお待ちください(予約は可能です)。

  • 三連休は毎日テスト開校します!

    皆さん、こんにちは。
    期末テストが近づいていますが、勉強は進んでいますか?

    理塾では、テスト前なので、三連休はすべて開校します。
    基本的に全員強制参加になりますが、三連休で「24時間くらい勉強」します。

    皆さんは、どのくらいの時間、勉強していますか?

    毎日2-3時間くらいかな?
    もし、それくらいであれば、やる気がなくて、すごく少ない勉強量だなと思います。

    もう一度言いますが、理塾生は三連休で毎日8時間ほど、合計24時間ほど勉強します。

    勉強時間がすべてだとは思っていませんが、これだけ勉強させると、それなりの結果を伴います。
    ですので、理塾生はそれなりに満足のいく得点をする生徒が多いです。

    「努力する」のも才能の一つです。

    努力というのは「する」「しない」というものではありません。
    むしろ、「努力できる」「努力できない」という性質のものです。

    勉強しない子というのは「努力しない」のではなく、習慣がないから「努力できない」のです。

    今までロクに勉強してこなかった人が、いきなり「12時間勉強しよう」と思っても、実際にはできるわけがありません。
    マラソンと同じで、まずは1時間集中、次は2時間集中、みたいに努力する時間を少しずつ増やしていく必要があります。

    その点、理塾生は「努力する」ということを、皆「当たり前」だと思っているので、人間的にも成長しています。

    三連休に24時間くらい勉強するのは、理塾の環境では当たり前のことです。
    当たり前だと思っている人が集っているので、教室では「勉強して当たり前」という雰囲気が漂っています。

    勉強しよう、と思うのなら、まずは環境を変えましょう。
    同じ環境では、変わるわけがありませんから。

    この秋に、随分生徒も増えてきたので、あまり座席に余裕はありませんが、もし「環境を変えて、ちゃんと頑張りたい」と思われる方は、理塾までお電話ください。

  • 学校の三者懇談で厳しいことを言われた方へ!

    こんにちは。理塾です。

    高校受験生は、ちょうど中学校の三者懇談が実施されている時期ですが、どのような話をされましたか?
    もしかすると、「この志望校は無理だ」という厳しいことを言われた方も、いらっしゃるかもしれません。

    中学校の三者懇談では、通知表がオール④でも「香芝高校か、それ以下」という内容を伝えられることが珍しくありません。
    あとは、併願校である私立高校で、考えてもいなかったところを候補として伝えられることもあります。

    なぜこういうことが起きるかというと、「公立中学校の事情」と「担当教員の勉強不足」が原因として挙げられます。

    まず、公立中学校の事情の面からお伝えします。
    結論から言うと、公立中学校の担任には「なるべく偏差値の高い、評判の良い高校に進学させたい」という発想はあまりありません。

    そもそも、公立の学校には、立場として上位も下位もありません。
    公立高校は、すべての学校が平等なのです。

    例に挙げると良くないかもしれませんが、オール⑤の子が進学する「畝傍高校」も、オール②の子が進学する「大和広陵高校」も、立場の上下はありません。
    あくまでも、生徒の学力や進学先という部分から考慮された、学習塾の独自の指標である「難易度」や「偏差値」が異なるだけなのです。

    ですから、畝傍高校の校長も、大和広陵高校の校長も、同列です。
    校長がそうなのですから、生徒だって、当然、同列です。

    ただ、組織の考え方はそうであっても、世間一般の考え方は、そうではありません。
    日本は学歴社会ですから、学力や偏差値は、そのまま人物評価につながることがほとんどです。
    ここでは詳しくは述べませんが、就職などの人物評価の点では絶対に同列にはならないでしょう。

    こう書くと、ようやくわかっていただけるでしょうが、公立の観点を持っている公立中学校の先生は、「別にどこの公立高校だって、いいじゃないか」と考えがちです。
    そりゃ「偏差値が高いに越したことはないのはわかってるけど、不合格になる可能性があるなら、下げてもいいじゃないか」と考えます。
    自分が所属する公立学校は「どこも同じ」と思っている(思わなければならない)ので、高校だって同じスタンスで考えるのは、ある意味では当然と言えます。
    公立高校の先生は、立場上、「畝傍高校は良い高校」などとは言えないのです。どの学校も、「良い公立高校」と考えなければならないわけです。

    ただ、保護者は、「この子の人生と評価が関わっているのだから、少しでも良い高校へ進学させたい」と考えます。
    正直、「どんな高校に進学したか」というのは、履歴書には必ず書く内容です。
    中学校は、それぞれ住んでいる地区で決まっているから履歴書で細かく見られることなどありませんが、高校からは実力の世界ですから、判断材料にされます。
    ですから、保護者や本人が「進学する高校」にこだわるのは当然です。

    そして、学習塾もどちらかというと、そういう考え方をします。

    こういうこともあって、保護者や学習塾が考える進学先と、公立中学校の担任が考える進学先は、そもそもスタンスが違うのです。

    また、公立中学校だけではなく、学習塾もそうなのですが、「担当者の勉強不足」というのは結構あります。

    例えば、少しでも受験指導をしたことのある教育関係者なら知っていることですが、「天理高校は天理教に入信する」というのが前提の高校です。
    ですから、私立の学校として受験を考えるなら、「天理高校がありますよ、ここは入信の必要がありますけど、どうですか?」と提案すべきです。

    ただ、そういう部分すら勉強していない無責任な教員は「私立は天理高校があるけどどう?」とか気軽に言ったりします。

    私は、天理高校は理念が合えば素晴らしい学校だと思っていますが、この学校は、一般的な公立高校よりも、宗教的な理念を持つ学校です。
    独自の理念を持つ以上は、必ず、合う合わないが存在する。
    ですから、そういう学校を勧める以上は、ちゃんとそのことを伝えて意思確認してから、提案すべきです。

    ただ、こういうことすら、理解していない先生もいる。
    高校受験というものは、その子の人生に多少なりとも関わるわけですから、無知な方や無責任な方が関わってはいけません。
    関わられた生徒が、被害を被ります。

    こういった理由などによって、公立中学校の三者懇談は、保護者にとって違和感のあるものであることが、少なくありません。

    理塾の塾長は、2000人を超える生徒達の進路指導に関わってきました。
    実に9割程度の生徒を、「公立中学校の三者懇談では『その学校は無理だと思う』と言われた高校に進学」させてきました。

    決して、無理な受験はさせません。
    その証拠に、ほぼ100%近い合格率を誇ります。

    「志望校を下げたくない」
    「でも不合格は避けたい」

    この2つは、矛盾した希望です。
    でも、受験生の全員が考えることではあります。

    受験に絶対はありませんから、保証などはできませんが、理塾の塾長は、毎年ギリギリの判断を迫られつつも、多くの生徒や保護者から、感謝されています。
    そして、高校になっても、理塾に通ってもらっています。

    中学校の三者懇談で、「びっくりするような高校」を告げられた、すべての方へ。
    一度、理塾へご相談ください。

    基本的には、ワンランク上の学校に合格させることがほとんどなので、塾長を頼ってもらえたら、少しは不安が解消されるかもしれません。

  • 10月のキャンペーン案内がすごい!

    こんにちは。
    新聞の折り込みチラシとか学校前での配布を、もうかれこれ5年ほどやっておらず、毎年のように広告宣伝費がゼロ円の理塾です。

    塾長は、原則として紹介の方だけ入塾させている特別な塾です。
    「一度は満席だと断られた」という方も多数いらっしゃいます。
    小さな塾なもので、すぐ満席になってしまい、申し訳ありません。

    不思議なもので、「誰でもいいから、どんどん来塾して欲しい!売り上げが欲しい!」とは思わずに、「売上なんてどうでもいいから、ウチの塾に合う生徒だけ来てほしい」と思っているほうが、結果的に評判になりました。
    「チラシとか一切ないし、いったいどんな塾なんだろう?」と思われている方も多いと思うのですが、インターネットで調べてみても、「塾長がお面を被って授業をしてる動画」などしか出てきませんので、余計に謎が深まるかもしれません。

    今日はせっかくなので、理塾が10月に実施するキャンペーンを紹介します。

    1.友人紹介キャンペーン

    理塾に友人紹介で入塾すると、紹介した人も、紹介された人も、1か月まるまる授業料が無料になります。
    理塾では、週に3回の授業で通っている生徒がほとんどなのですが、その場合だと、紹介した人も、紹介された人も、それぞれ授業料3万くらいが免除されます。

    他塾さんの友人紹介って、2000円とかそんなもんだと思うのですが、理塾は桁が違います。
    とはいえ、これほど豪勢な特典は1年に1回レベルなので、理塾を希望している人は、頑張って通塾生を探して紹介してもらってください。

    2.クリスマスケーキをもらおうキャンペーン

    理塾の近くには、MAMANっていう美味しいケーキ屋さんがあります。
    塾長はもともと菓子メーカーの商品開発をやっていたことがあり、ケーキを食べまくってきたので、ケーキには精通してると言えると思いますが、ここは本当に美味しい。

    これだけなら、「それがどうした」という話なんですが、理塾生は「10月に勉強を頑張ると、12月24日に人気店のMAMAN特製クリスマスケーキが貰える」わけなんです。
    クリスマスケーキって、クリスマス当日はすごく高いし、そもそも予約とか大変ですよね。

    我が子が毎日塾に勉強しに行ったら、理塾が「頑張ったので、クリスマスケーキあげます!」って流れになります。
    ちっこいケーキじゃないですよ。当然ながら、ホールケーキです。MAMANのケーキは美味しいので、家族みんなでメリークリスマスしてください。

    いかがでしょうか。
    すべてがこんな調子の学習塾なので、だいぶ変わってると思います。

    塾なら「テストの点数を上げてナンボ」と考える人が多い中、「テストの点数にはこだわらず、毎日勉強したらケーキで万歳しよう」という塾ですからね。
    「なんやねん、それ」と思われても仕方ない。

    ただ、理塾には、橿原で一番勉強させてる塾だという自負があります。
    また、テストで結果を出すためには、「テスト対策」とかそういう稚拙なことよりも、「日常から続ける努力こそ重要」だと思ってるんです。

    これは塾長の考えですけど、勉強って、普段からコツコツとやるものですよね。
    決して、テスト前に焦ってやるべきものではない。
    これは、みなさんおわかりのはず。

    それなのに、「テスト対策」みたいな、その場しのぎで対応してテストの点数を伸ばしたとして、それで高校に合格したとして、ですよ。
    高校入学して、中学校の時にお世話になっていた塾をいったん辞めたとして、高校生活でちゃんと勉強できるんですかね?

    たぶん、できないんです。
    だって、テスト前に対策してもらって点数を維持してきたのに、塾をやめちゃったら、テスト対策すらできないんですから。
    だから、定期テスト対策に重点を置いてる塾に通って、そういう場所で勉強してきた子供こそ、高校に進学しても塾に通い続けるべきなんです。

    それなのに、そういう人に限って、高校に進学した時点で塾をやめてしまう。
    そして、理塾みたいに学習習慣を作って、努力家を育てる塾に通ってる生徒が、高校に合格してからも、まだまだ塾に通ったりする。

    その場しのぎをしてきた生徒が塾をやめ、学習習慣を作ってきた生徒が塾を続ける、そんな二極化があるんです。

    こういう積み重ねの効果は相当なものがあって、塾長が中1から指導して、畝傍高校に合格した生徒で、高校に入ってからも毎日理塾で勉強している生徒は、得意科目で「畝傍高校で学年トップ」です。
    畝傍高校で学年トップなんて、ウチみたいな小さな塾が出せる成果ではないんですけど、実際にそういうものなんですよね。

    特別なことをさせてるのではなく、祝日もゴールデンウィークもお盆も、毎日塾長が授業して、それが当たり前だと生徒達も感じるようになって、塾長と一緒に勉強を毎日するようになった成果が、「フジイ模試で満点を取らせる」とか「畝傍高校のトップがいる」とか、そういうことなんです。

    理塾なんてね、テレビCMもしてないし、新聞折り込み広告もないし、ただの一教室だけ運営してる、まったく無名の学習塾です。
    でも、それが、大手の学習塾ひしめく大和八木駅で、それなりに評価してもらっている。
    「ウチの子供をよろしくお願いします」って、多数の学校の先生が、我が子を通わせてくださる。
    そんな塾なんですよね。

    だらだらと書きましたが、ここまで辛抱強く読んでいただいて、なおかつ「なるほどな」と思われたなら、理塾が合ってるかもしれません。
    途中で「いろいろ書いてるけど、長いねん。めんどくさ…」と思われたなら、たぶん理塾には縁のない人です。

    塾長は視野が狭いので、「橿原市の子供全員の成績を上げる!」みたいなことは、これっぽっちも思ってません。
    むしろ「理塾に通っている子供だけ、幸せになればいい」と思っています。

    ご縁がありそうな方だけ、お電話ください。(0744-24-1915)

  • 無料の理塾模試で志望校判定します!

    皆さん、こんにちは。
    理塾です。

    今年の高校受験生を見ていて思うのですが、「学習塾に通ってない」という中学生の比率が、例年よりも多いと感じます。

    理由はそれぞれ、「学習塾に通い始めるタイミングが微妙だった」「学校授業だけでも大変だった」など、いろいろとあるのでしょう。
    場合によっては、「コロナ禍の影響で収入が減って、塾に通わせるのは財布的に厳しい」という方もいらっしゃるかもしれません。
    それはそれで仕方ないことです。

    ただ、ひとつ痛感することがあります。
    それは、「今年、学習塾に通っていない高校受験生は、志望校なんて、もうかなり下げた感じになるんだろうな」ということです。

    詳しく説明します。

    学習塾に通っていない、ということは、進路指導は、中学校の担任の先生に一任することになります。
    これは当然ですよね。

    ただ、そうなると、ひとつ言えることがあって、それは「志望校はかなり下げて提示される」という傾向があります。

    例えばですが、定期テストの点数が、だいたい5教科どれも「80点くらい」という生徒がいたとします。
    これ、学校の先生は、どのくらいの学校が妥当だと言うと思いますか?

    実際には副教科や学力診断テストの結果も絡むのですが、5教科の定期テストが80点くらいだったら、「香芝高校」と言われます。
    普通の中学校の先生なら、「桜井高校も無理ではないけど、公立高校に行くのが前提なら、香芝高校にした方がいいと思う」と言う方が多いです。
    保護者の方が、「公立高校にこだわっておらず、私立高校でもよい」という感じなら、「桜井高校にチャレンジしてもいいかも」と言われるかもしれません。

    ちなみに、一般的な学習塾では、「高田高校は厳しいけど、橿原高校なら大丈夫だよ」という指導をするところがほとんどでしょう。

    なんで、こういうことになるのか。
    そもそも中学校の使命は、「進学を希望する全生徒を、高校に導くこと」です。
    「学力に応じた高校を受験させる」ということではない。

    ですから、ちょっとでも危険があるなら、進学先を下げて、「より安全確実に」という進路指導をします。
    90%の合格率なら、学習塾であれば「大丈夫」と判断しますが、中学校目線だと99%か、場合によってはそれ以上を狙ってきます。

    中学校のスタンスだと、「不合格になるのは、まずあり得ないようにするために、かなり下げて考える」という点にこわだるんですね。
    これはこれで間違ってはおらず、ひとつの考え方ではあります。

    ただ、受験は保険と同じで、「万一のことを考えるのも大切ですが、安全確実にこだわりすぎても、視野が狭くなって少し無理が出る」ということが少なくありません。
    どういうことだか、わかりますか?

    例えば、先ほどの例だと、安全確実に香芝高校に進学した場合は、よほどのことがない限りは、有名大学への進学は不可能です。

    関関同立や産近甲龍への合格など、香芝高校ではまず不可能で、ほとんどの生徒(9割以上)は、実力でそういった大学に進学することはできないです。
    これが、橿原高校だと、そこそこ頑張れば、進学できる可能性も出てきます。

    今の日本においては、かなりの方が大学受験をすることを考えると、高校受験というのは途中の通過点に過ぎず、大学受験を見据えて考えるべきです。
    ただ、申し訳ないけど、中学校の担任の先生は、「大学受験のことまで見据えて、高校受験の志望校などを決定している」とは言えません。
    情熱溢れる先生もたくさんいらっしゃいますが、ほとんどの先生は「安全確実に合格できる高校を提示する」という点のみで、進路指導をされています。

    私は、そういう部分を「どうにかしたい」と常々考えているのですが、このたび「学習塾に通っていない中学生」向けに、「無料の理塾模試」を実施することにしました。

    塾長は、今まで2000人ほどの学生に関わってきていますので、進路指導には自信があります。
    理塾模試を受けていただけるならば、妥当高校を提示します。

    学校の担任の先生を信用しないわけではないのですが、「さすがに下げすぎでしょ」と思うことが多いので、学習塾に通っていない高校受験生は、ぜひ利用してみてください。

    理塾模試は無料です。
    もちろん、受験後に「塾に通ってください」と勧誘することもありません(そもそもほぼ満席で、入塾をお断りすることも多いです)。

    興味のある方は早めにどうぞ。

  • お盆も毎日12時間授業

    こんにちは、理塾です。
    勉強していますか?

    今はお盆なので、八木駅前にたくさんある学習塾ですが、どこもひっそりとしています。
    皆さん、勉強するのはお休みしているようですね。

    理塾ですが、お盆も毎日開校しています。
    特に高校受験生は、毎日12時間ほど授業を受けています。

    簡単に書いていますが、指導するこちらも必死です。
    生徒である彼らには、昼食休憩と夕食休憩がありますが、熱心な生徒は休憩時間にも質問に来たりします。
    ですから、指導する私は、食事は3分でおにぎり食べて終わり、すぐに質問対応に復帰する、みたいなことを毎日しています。
    汚い話ですいませんが、ウンコですら、のんびりする余裕はありません。2分でトイレから戻ってきます。そんな毎日です。

    これだけ勉強するのですから、決して楽ではありません。
    生徒もしんどそうにする時があります。
    けれど、私が黒板の前で立ってずっと授業をしているので、座って授業を聞いている生徒達からすれば、自分たちが音を上げるわけにはいかないのでしょう、しんどくても、必死についてきてくれます。

    こういう風に、常に陣頭指揮で毎日過ごしていると、生徒達とは、ある種の絆のようなものが生まれます。
    「出来のいい子」「出来の悪い子」「すぐ調子に乗る子」「すぐ拗ねる子」など、性格はそれぞれ違いますが、どれも大切な子供達です。

    その子供達同士も、異なる中学校の生徒だったりしますが、休憩時間には小袋に入ったお菓子を交換し合うなど、微笑ましい光景が見られます。
    本当は、コロナのことを考えると、「誰かから手渡しでお菓子をもらう」なんていうのは良くないのかもしれませんが、いくらなんでも、そこは注意したくありません。
    彼らは、夜になると寝るために家に帰りますが、それ以外の時間は、まさに理塾の教室で暮らしているような毎日です。

    こういう仕事をしていると、特に私の仕事のスタンスだと、「夏休みにどこか旅行に行く」とか「川や海で遊ぶ」ということができません。
    普通に考えたら、しんどい仕事、と感じられるかもしれません。

    ですが、子供たちに対して全力投球の毎日を過ごしていると、休みたいとは思わないのです。
    どこかに旅行に行った思い出よりも、「彼は、みんなが解ける問題を、自分だけ解けなくて、こっそり泣いてたなぁ」とか「いつもミスする子が満点になった時は、教室全員で拍手をしたなぁ」とか、そういう思い出の方が嬉しいのです。

    今年も、ひっそりとした八木駅前で、私は子供達との思い出を作るために、毎日必死になって授業をしています。

    ※動画制作する余裕が全くないので、次の動画は、もうしばらくお待ちください。

  • 中学生は全員が期末テストの点数アップ!

    こんにちは、理塾です。

    ちょうど八木中学校のテスト返却が終わり、生徒たちの頑張りが見えてきました。
    結論から言うと、前回の3学期の期末テストに比べて、全員の点数が上がりました。

    成績には上げやすい得点層というものがあります。
    200点や300点の場合は、真面目に勉強してもらえれば、だいたい1年で100点くらい上がります。
    前回が320点くらいの生徒も、今回は370点ほどを取ってくれました。

    ただ、400点前後になってくると、そこからはなかなか簡単には上がりません。
    しかし、今年の理塾生の頑張りはものすごく、なかなか400点を超えられなかった生徒が今回のテストでは440点ほどを取ってくるなど、 大躍進が続いています。
    全員の点数が30点から50点ほど上がりました。

    なぜこういうことになったかというと、仕組みは簡単です。
    「英数2教科で通塾する生徒が多いけど、テスト前には5教科ちゃんと指導しているから」
    「授業のない時でも、ほとんどの生徒が毎日塾で勉強しているから」
    「学校のワークなども塾長がチェックして、勉強のスケジュールを日々指導しているから」
    こういったことが、積み重なっているのです。

    特に、今回は新型コロナウイルスの影響がありました。
    八木周辺の他塾さんが、なかなか授業時間を確保できない中、理塾ではコロナ禍であっても毎日授業をして、生徒全員の毎日の勉強時間を管理してきました。

    この夏休みだってそうです。
    今年の夏休みは例年と比べて極めて短いため、夏期講習はなかなか実施できません。
    それなのに、「8月10日から15日までお盆で休みます」という、いい加減な学習塾が本当に多い 。
    家では勉強しないから、学習塾に通わせてるのに、これではいけません。
    ただね、私は「学習塾に勤めているなら、勤務時間なんか気にするな」「毎日出勤して残業しろ」と言っているわけではありません。
    お盆に休む学習塾の人には、「毎日勉強しろ」と言う資格がない、と言いたいだけです。
    あとは、「中途半端な学習塾の存在は、生徒にとって迷惑だ」と言いたいだけです。
    そもそも、勉強というのは毎日淡々とするものです。日々の努力を積み上げていくものです。
    だから、「夏休みも普段通りに月水金で2時間授業します」とかなら、むしろ潔いんですよ。「直前に焦って追い込むくらいなら、十分に反省して普段から習慣化しろ」って話です。

    でも、どこの塾も「夏期講習」とかしますよね。「ここが踏ん張りどころだ」とか「本気の夏期講習で頑張ろう」て言って。
    そうやって、生徒や保護者の危機感に乗っかるのなら、夏期講習ならお盆も毎日開校するとか、とことんやってもらわないと、その言葉を信じた生徒と保護者が困るんですよね。
    申し込みやお月謝の絡む部分だけ調子のよいことを言って、その実、お盆もちゃっかり休む塾が多くて、「生徒に対して言ってることとやってることが違うなんて、生徒を裏切ってる学習塾が本当に多いなぁ」って、しみじみ思います。

    ちなみに、そういういい加減な対応をする学習塾に通っている生徒は、お盆にどうするかわかりますか?
    勉強をちょっとして、それで終わり、という姿が想像できますよね。
    それは、子供たちが悪いのではないのです。
    家では勉強できないとわかっているのに、お盆に普通に休む対応をする学習塾に通わせていれば、そうなるのは当然のことなのです。
    お盆にもちゃんと勉強して欲しいのなら、お盆に休むような学習塾はさっさと辞めて、お盆でも授業をやっている学習塾で、1日でも早く学習する方法しかないのです。

    もちろん理塾では、お盆も含めて毎日休まずに、淡々と授業をします。
    他塾が休んでいる間に、高校受験生は50時間も60時間も塾長の授業を受けることになるので、さらに学力をアップさせます。
    真面目な話、今年のこの状況で、夏休みにお盆休みをするような学習塾に通塾しているのなら、さっさと他塾に転塾した方がいいと思います。
    中1中2なら、まだいいですが、高校受験する中3生は、ここが最後のチャンスなので、お盆に休んでいるような、のんきな勉強指導する学習塾では、高校受験はロクに戦えないでしょう。

    そもそも、学力アップに必要なものは、特別な授業とか、特殊な勉強方法などではありません。
    単に、コツコツと、毎日続けることが、一番効果的なのです 。
    夏休みであれば、お盆も休まず、淡々と毎日授業を受けられる、そんな当たり前だけど、周辺の学習塾だとどこもやっていないことをするだけで、学力というものは苦労せず上げることができるのです。
    そして、その勉強する環境が理塾にはあります。

    (保護者の方へ)
    毎日コツコツと続けることが大切である、というのは勉強に限ったことではありません。
    仕事であっても、果てはダイエットであっても、毎日コツコツする習慣が最も大切なことは、よくお分かりいただけると思います。

    理塾で、そういった習慣を学んだ生徒たちは、学力面だけではなく、「毎日コツコツ努力する」ということができるようになります。
    塾長は、得点アップよりも、むしろそういった習慣を身につけてくれることが、理塾に通ってもらって得られる宝物だと思っています。

    理塾生になると、本当に本当に、よく勉強するようになります。
    興味のある方は、なるべく早めにお問い合わせください。

    ※もうすぐ満席が近いです

  • 夏期講習(中3)は8月3日から140時間授業します!

    こんにちは。
    理塾です、ちゃんと勉強できていますか?

    今年の夏休みは短いので、「塾で勉強しても、しっかり復習できないのでは?」と思っている方に朗報です。

    実は、理塾は橿原市で一番「開校日が多い学習塾」です。
    毎年のことですが、ゴールデンウイークも、お盆も、毎日開校して授業をしています。
    例年だとそこまで反響はないのですが、今年は夏休みが短くて学校授業があるので、「お盆休みがなくて毎日授業してくれるって助かる!」と感謝される方が今年は目立ちます。

    さて、その理塾ですが、高校受験生向けの夏期講習は8月3日から開始します。
    八木中学校や橿原中学校など、学校行事予定に沿って設定しましたので、学校に通いながら勉強できます。

    勉強時間ですが夏期講習として、140時間ほど学習することになります。
    これは、自習は含みません。夏期講習の授業時間が、140時間ほどあるんです。
    実際の自習を含めたら、もっともっと多くなります。

    これほど学習できれば、休みの少ない今年の夏でも、しっかりと復習することは可能です。
    逆に言うと、今年の夏休みは短いので、「今年の夏休みでも学習時間を確保できるかどうか」が、学力の差を生むと言えるでしょう。

    理塾が橿原で一番の塾とは言いませんが、他塾さんの夏期講習だと「1日6時間の学習×5日間!」とか、その程度の学習量なんですよね。それで講習費が3万円とか、結構高かったりする。
    とはいえ、それでも、たったの30時間。
    夏期講習の授業時間が30時間程度であるならば、理塾生の1/4以下ですから、理塾生に比べてちゃんとした復習ができたとは言えず、受験で苦労するでしょう。

    さて、理塾は相当な時間を授業しますが、夏期講習費は6万円程度です。
    決してお安くはありませんが、「これほど学習できる環境ならば、むしろ安い」と思われる方が多いと思っています(1時間400円程度ですからね…)。
    単純に値段だけで比較する方は、夏期講習費が安くて学習時間も全然少ない学習塾へどうぞ通ってください。

    受け付けは8月1日(土)までです。
    なお、満席になり次第、期間内でも申込は終了します。

    早めにお電話頂戴できれば幸いです。

  • ぼくの夏休み

    夏休みになると、塾長は多忙な毎日です。

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    藤井塾長:「夏休みに努力家になれると、どうなるか教えよう・・」

    こんな感じで毎日指導していると、ふと思うことがあります。

    ちょっと回想してみましょう・・・


    20年以上前の話です。

    僕の田舎は滋賀でした。

    そこまで田舎っていうわけではないけど、当時はまだまだ自然が残っていて、そこここに畑とかがあって、琵琶湖に注ぐ川が、あちこちに流れていました。

    僕は、そんな膳所(「ぜぜ」と読みます)というところで高校まで過ごしました。

    子供の頃の僕は、小学校の校長をしていたおじいちゃんが建てた家に住んでいた。

    おじいちゃんは算数の教員をしていただけあって、たぶん図面なども自分で確認して建てたのだろうか、実に細かいところまで計算されていた。

    部屋のひとつひとつに、「なんでこの部屋がここにあるのか」「どうしてここに物置があるのか」「なんでここに窓があるのか」「どうしてここは出っ張っているのか」など、全部それなりの理由があった。

    直接教えられることはなかったけれど、日々の暮らしの中で、合理性を感じたりしていた。

    なぜか二階建てではなくて、一階建ての平屋でそれほど広くなかったはずなのに、床の間に掛け軸のある和室があり、そこからこじんまりとした小さな庭園が見えるなど、風情がそれなりにあって、子供心ながら和風の趣を知らず知らずのうちに感じていた。

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    おじいちゃんが建てたこの家には、10メートルくらいの縁側と、それに面した細長い庭があって、そこが僕と妹の遊び場だった。

    途中で埋め立てて自転車置き場にしちゃったけど、庭の端っこにはちゃんと岩で囲んだ池があって鯉が飼われてて、そこにチョロチョロと水を流す蛇口も、うまいことコケや葉っぱや岩で隠す工夫がされていて、湧き水がこんこんと湧いているような造りにしてあった。

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    当然、子供なので、そういった風情を感じるよりも、蛇口をひねっては水流をむちゃくちゃ強くしたり、葉っぱで船を作って池に浮かべてみたり、そんなことをしてよく遊んでいた。

    夏になると、この池の周辺に生えているフキの葉っぱに、大量のバッタがいて、妹と一緒にバッタを捕まえて遊んだりもした。

    遊んで1時間ほど経つのに、僕と妹は中腰のまま、さっきいた場所から1メートルも動いていないことも多々あって、おじいちゃんとかおばあちゃんに、よく呆れられたものだった。

    東側には、1本の細い紅葉が植えられていて、何の拍子か、間違えてとまってしまったミンミンゼミなんかがいると、興奮しながら慎重に捕まえようとした。

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    ちょうど目の前に、普通の家の6軒分くらいの敷地を持つ大きな家があって、そこの家は基本的に雑木林のようになっていてうっそうと茂っており、その中央に家があったので、僕らは家の住人に気づかれないようにしながら、こっそり門をくぐったり、塀を乗り越えたりしては、周囲の林のところでセミを捕まえたりしたものだった。

    妹と「何をする?」「セミを捕ろう!」という幼稚な打ち合わせをして互いに頷きあっては、虫捕り網に虫かごを持って、呼び鈴も鳴らさずに勝手によその家に入ってセミを捕って帰ってくる、ということを毎日のように繰り返していた。

    呼び鈴がちょっと高いところにあったのと、呼び鈴の近くにアシナガバチが巣を作っていて、子供ながらに「ここに長居しては危険だから、呼び鈴なんか鳴らさずに、素早く通ろう」「僕達は忍者だから、その気になれば誰にも気づかれないはず」という気持ちがあったからだ。それに、僕一人なら敷地の周囲に張り巡らされた塀を乗り越えることができたのだけれど、小さい妹にはこれが無理で、門を通っていくしかなかったこともあった。

    もちろん、後日の井戸端会議で、「こないだ、くにちゃんがウチにセミを捕りに来てたよ」と母は知ることになるくらい、僕らの行動は近所に筒抜けだったのだけれども。

    ちょっとした神社のようにたくさんの樹木がある家だったので、すごくセミが何種類もたくさんいて、大合唱どころか、すごくうるさかった。

    でもセミの声がうるさすぎるせいか、だんだんと鳴き声があまり気にならなくなって、そんなふとした瞬間に、本当はうるさいはずなのに、妙にぽっかりとした静けさを感じたりもした。急に両耳を誰かにふさがれたような、そんな感じになる瞬間が大好きだった。僕はセミではなくて、そういう瞬間を捕まえに行っていたのかも知れない。

    夕方になり、セミを捕って家に帰り、暗くなって庭で遊べなくなるくらい夜が更けても、まだ面白いことがあった。

    夜になると、蚊取り線香を2つ、縁側の決められた場所に置く、という仕事があって、これが僕の任務になっていた。

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    いかに1本のマッチで両方の蚊取り線香に器用に火をつけるか、というのは、今のマリオの難易度の高いステージをクリアするよりも、よほど手に汗握る一発勝負のことであって、いつも真剣に取り組んだものだった。

    2つ目の蚊取り線香に取りかかり、そこに火がつくかつかないか、くらいの時が一番の正念場で、早くつけないとマッチを持つ指先を火傷してしまうし、でも1本のマッチだけで2つの蚊取り線香に火をつけたくて、毎日頑張っていた。

    そんなだから、「くにひこ、蚊取り線香に火をつけてきて」と言われるのが待ち遠しくて、仕方なかった。

    もちろん、蚊取り線香の匂いも大好きで、あの匂いをかぐと、一生懸命に火をつけていた子供の頃を、嗅覚として思い出したりする。

    他にも、面白いことはあった。

    近所に、ユタカという本名なのか、近所の人がつけたあだ名なのか、よくわからない名前の人が住んでいて、このユタカのおっちゃんがたいそう変わり者で、お盆の頃になると決まって、「もうすぐ祭やな?祭はいつからや??」と興奮して夕方以降に近所を訪問して回る、ということをしていたからだ。

    今なら考えられないことだけど、当時の家は、夜22時を過ぎて寝る時間が近づくまでは鍵なんてかけていなかったから、近所の家は晩御飯時にユタカのおっちゃんの訪問を突然受けることになるわけで、少なからず迷惑がられていた。

    うちのおじいちゃんとか親とかなんかも当然面倒くさがって、「ユタカが来たら、くにひこが話をしに玄関に行くんや」と、僕に面倒を押し付けたりした。

    でも僕は、舌足らずだけど妙に人懐っこいこのユタカのおっちゃんがなぜだか結構好きで、「祭いつや?」「もうすぐー」「もうすぐって、いつや?」「明日じゃないけど、じきにー」「そうか、それは楽しみやなぁ」という短いやり取りが楽しみだった。

    その時は気づいていなかったけど、今思い出すと、祭が近づいてきた時には「祭の時期が近づいてきた」という感覚よりも、「ユタカのおっちゃんが、そろそろ来るはずや・・」と訪問を期待するような、少しわくわくしながら過ごしていたような気がする。


    こういう仕事をしていると、子供達に「夏休みの頑張りで、その人の人間の価値が変わってくるんや」と言いつつ指導する毎日だけれど、ふと「僕の過ごした夏休みとは違うなぁ」と思ったりする。

    僕の夏休みとは、蛇口をひねって水遊びしたり、中腰になったままバッタを追いかけたり、アシナガバチのいる危険な門を突破してのセミ捕りだったり、マッチと蚊取り線香の匂いだったり、ユタカのおっちゃんとの会話だったりするからだ。

    もちろん、通っていたのは県内トップの学校だったから、それなりに難しいことを学んでいて、たくさん宿題も出ていたはずなんだけど、そういう学習面での記憶は夏休みの思い出としてはほとんど残っていない。

    子供の頃は、夏休みが終わって、学校が始まる2学期になって肌寒くなり、東側に植えられている紅葉の葉っぱが少しずつ散るのを、夕方に学校から帰ってきて縁側から眺めていると、1日が終わるような1年が終わるような、それが同時に訪れるなんてすごく寂しいような、そんな気持ちになっていたものだけれど、今感じる僕の夏休みは、まだ8月を迎えてすらいないのに、それに似た気持ちなのだ。

    授業中の合間に、「蚊がいなくなるスプレー」をプッシュするたびに、便利な世の中になったなぁ・・と思いつつも、僕の夏休みの匂いじゃないな・・と感じて、ちょっと寂しくなり、そんなちょっとした感傷をさっさと忘れるためにも、授業に戻る毎日なのだ。

    (おわり)